ガリバーで中古車を買うと、10年保証をつけることができます。
中古車で10年の保証は新車より長いし、すごいな!って思っていたんですけど、いろいろ調べてみるとカラクリもありました。
日頃からお世話になっている車屋さんがいるなら、わざわざ加入する必要はないと思います。
この記事では、ガリバーの10年保証の特徴や注意点をまとめました。
ガリバーの中古車10年保証のことを詳しく知りたい方は、参考になる内容なのでぜひご覧ください。
ガリバーの10年保証の種類や特徴
ガリバーが中古車を購入した人に向けて展開している10年長期保証。
ガリバーで販売している中古車であれば、条件を満たせば加入することができます。
長期保証の加入条件は下記の通りです。
10年(国産車) | 5年(輸入車) | |
軽自動車 |
6年未満 6万km以下 |
ー |
普通車 |
7年未満 7万km以下 |
5年未満 5万km以下 |
国産車は軽自動車・普通車問わず長期保証に加入できますが、輸入車には条件があります。
3年と5年保証は、メーカーによって加入できないので注意が必要です。
[st-mybox title=”加入できるメーカー” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
ベンツ、BMW、VW、アウディ、プジョー、ボルボ
[/st-mybox]
その他のメーカーについては、保証期間を短くすれば加入できます。
10年以外の保証期間
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月までは無償点検で自動的に保証範囲に含まれますが、6ヶ月以上の保証は別料金となります。
ガリバーで中古車を買ったからと言って、必ず有償の保証サービスに加入する必要はないので、6ヶ月までの無償点検だけにすることもできます。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold”]
- 無料 → 1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月
- 有料 → 1年・5年・10年
[/st-mybox]
ただ、無料の保証では指定消耗部品は対象外となり、機構関係の部品も保証期間内だけに限定されます。
オイル交換やバッテリーなどの消耗品は対象外
メンテナンスパックとは違い、エンジンオイルやバッテリーなどの消耗品は対象外となります。
ディーラーなどで加入できるメンテナンスパックは、オイルやワイパーゴムなどの消耗品も無料交換対象です。
しかし、ガリバーの10年保証はこれらの部品は対象になりません。
あくまで機関系部品や車の走行に重要とされるパーツのみになります。
輸入車の保証はリベラーラの方が手厚い
ガリバーは、リベラーラという輸入車専門の中古車販売店を持っています。
輸入車の在庫や保証は、リベラーラの方が有利でした。
走行距離 | 無制限 |
保証期間 | 1年・3年・5年 |
消耗品 | 対象 |
社外品 | 対象 |
[st-kaiwa6]タイヤパンクや盗難による被害の保証も別で用意されてるよ。[/st-kaiwa6]
リベラーラだと消耗品や社外品まで保証対象になるので、輸入車の保証は手厚くなっています。
10年保証で対応してもらえる範囲
ガリバー10年保証の修理範囲は、エンジンや動力関係の部品から身近な部品まで含まれています。
保証範囲内の部品の種類は、179項目と定められています。
179項目と聞くと、多そうに聞こえますが、カーセンサーの中古車のアフター保証は237項目の部品が対象となっており、比べると少し少ないです。
[st-card id=11896 label=”関連記事” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]
消耗品や付属品などに関する部品は、長期保証でも1年以内しか保証対応に含まれないところは残念な点です。
[st-kaiwa6]走行距離が無制限なのはありがたいところ。[/st-kaiwa6]
保証項目については、ガリバーのサイトにより詳しく書かれているので、こちらから確認してみてください。
ガリバー中古車の10年保証の費用
ガリバーの10年保証は車種によって変わりますが、ガリバーのページに例が書いてあったので参考にご紹介します。
あくまで概算で計算したものなので、詳しくはガリバーへ直接問い合わせするようにしてください。
[st-mybox title=”10年保証の参考金額” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#ef5350″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
- セレナ(6年落ち)
- 走行距離:4万km
- 10年保証適用
- 保証料金:134200円
[/st-mybox]
5年間で計算したら毎月2236円、7年間で見た場合は月1597円かかるため、決して安いものではありません。
お金を払えば必ずつけてもらえるわけでもなく、車種によってはつけられない車もあります。
ガリバーの10年保証はいらない!
いろいろ調べてみた結論としては、中古車に10年保証はいらないと思います。
普段から馴染みの車屋さんがある方なら、わざわざ加入する必要はありません。
修理などをお願いする車屋さんがない方は加入してもいいでしょう。
しかし、修理のたびに免責金額がかかってしまうのは割高になってしまいます。
また、車検をガリバーでしか受けられなくなるため、車検代が高くなる原因にも…。
[st-kaiwa6]ガリバーよりは[st_af id=”16614″]の方が安いしね。[/st-kaiwa6]
中古車として割り切るなら、10年保証よりも1年くらいの保証にとどめておく方がコスパいいというのが僕の意見です。
ガリバーの10年保証のメリット・いいところ
ガリバーの10年長期保証は、期間の長さと店舗数の多さがいいところです。
まず、中古車の保証で10年間の長い保証をつけられるのはガリバーだけしかありません。
中古車の保証は、普通の販売店であればだいたい6ヶ月か5000kmくらいで統一されており、有償でも長期保証を選ぶことができないことがほとんどです。
[st-kaiwa6]ガリバーは全国どこに行っても店舗があるのも魅力。[/st-kaiwa6]
旅行先や出張中に故障した時に助かりますよね。
ガリバー10年保証は解約できる?注意点
ガリバーのサイトをにいいことはたくさん書かれていますが、小さく注意書きも書いてありました。
これを知っているかいないかでずいぶん変わってくるので、ここでは包み隠さず全てをご紹介します。
まず、一度契約すると途中で解約することはできないので注意が必要です。
これら全てを見てから、利用するかどうかを決めても遅くはありません。
後々、トラブルにならないためにもぜひ目を通しておいてください。
先にご紹介した通り、保証対象となる車の年式や走行距離が決められています。
年式の計算は初年度登録が基準になる
まず最初の注意点は、保証の対象車の条件についてです。
ガリバーのサイトに書かれている年式は、軽自動車なら6年未満ですが、初年度登録の年数から計算しなければなりません。
つまり、7年落ちの軽自動車を買った場合は長期保証の対象には含まれないということになります。
[st-mybox title=”長期保証加入の年数” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
- 軽自動車 → 6年落ちまで
- 普通車 → 7年落ちまで
- 輸入車 → 5年落ちまで
[/st-mybox]
買う中古車がこれより古い車だと、長期保証は対象外となるので注意が必要です。
10年保証は先払いなので10年乗らないと損
10年保証の加入は、車の契約時のみとなっています。
そのため、10年間もしくは長い期間乗らないと保証を使えず損です。
[st-kaiwa6]中古車を10年乗り続ける人ってそういないよね。[/st-kaiwa6]
中古車は5年くらいで乗り換える人が多いため、せっかくの保証期間をフルで使えない可能性があります。
10年乗ればフルで使えますが、長く乗れば乗るほど修理代もかかってきますよね。
車検をガリバーで受けなければ保証は受けられない
ガリバーの10年長期保証を受けるためには、車検をガリバーで受けなければならないという条件があります。
そもそも、ガリバーの指定する工場で車検を受けないと10年の長期保証は対象外となり、保証を受けられません。
[st-kaiwa6]他の車検工場と値段を比較できないのは微妙。[/st-kaiwa6]
今の時代は、格安車検も流行っており、車検のたびに整備工場を変える人もいるほどですよね。
そんな中、ガリバーの指定する整備工場でしか車検を受けられないのはマイナスポイントと言えます。
保証を使う時に免責金がかかる
10年保証を申し込んでいて保証の範囲内の修理であっても、免責金額がかかってしまう場合があります。
購入2年目以降から、保証を適用するときに免責金額がかかってきます。
[st-mybox title=”車種別の免責金額” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-border st-list-check” margin=”25px 0 25px 0″]
- 国産車 → 10000円
- 輸入車 → 15000円
[/st-mybox]
[st-kaiwa6]つまり、修理するたび必ず1万円がかかるってこと。[/st-kaiwa6]
これが一番の盲点ではないかと思います。
購入1年以内であれば無料ですが、普通1年くらいでは調子悪くならないですよね。
ガリバーで中古車を買うならメンテナンスしてくれるお店が必要
10年保証の条件で、必ずガリバー店舗で車検を受けないといけません。
ただ、全てのガリバー店舗で車検ができるわけではなく、できないところがほとんどです。
WECARSは車検や整備ができる工場が隣にありますが、ガリバーで実施できるのは大型店舗のみ。
[st-kaiwa6]中古車を買うこと自体は問題ないけど、そのあとが問題。[/st-kaiwa6]
車検を受けるたびに、遠方の店舗まで持っていく必要があるのは嫌ですよね。
購入後のメンテナンスや車検は別のお店に頼んだ方が安心です。
もちろん、整備士の質もちゃんと確認しておく必要があります。
行きつけの車屋がある人は大丈夫ですが、ないという方は[st_af id=”13672″]で業者探しをしてみるのもアリです。
目的別に全国の車屋さんを検索できるので、試してみてくださいね。
ガリバーの10年保証【まとめ】
ガリバーの10年保証はうわべはかなり良さげに見えますが、細かな条件を詳しく見るとなかなかシビアな内容でした。
ガリバーの中古車は修復歴なしの車メインで、扱う中古車の質が悪いということはありません。
ただ、10年保証は有料なので加入の際はちょっと考えた方がいいかもしれません。
長い保証期間だけに心踊らされてしまいがちですが、結局修理代で余計なお金がかかってしまったら本末転倒ですよね。
特に保証2年目以降の修理については、免責金額がかかってくるので注意が必要です。
[st-mybox title=”ガリバーの関連記事” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
[/st-mybox]
コメント