【記入例あり】車売却時の譲渡証明書の書き方|入手方法や注意点を解説

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譲渡証明書の書き方と記入時の注意点

譲渡証明書は、車を売却する時に必ず必要になる書類の1つです。

通常は買取業者が用意してくれるものですが、個人売買や自分でやる時は自分でする必要があります。

業者に依頼する時でも知っておいた方がいいので、今回まとめることにしました。

この記事では、譲渡証明書のことや書き方・作成時の注意事項を記入例を交えてご紹介します。

車の売却時の書類はお堅い書式が多いので、わかりやすくまとめました。

動画版で見たい方は、こちらから見ることができます。

目次

譲渡証明書は車を他者に売却する時に必要な書類

譲渡証明書は、車を他の人に譲ることを証明する書類です。

譲る人と譲り受ける人がいるため、2人の記入が必要になります。

ただ、印鑑を押すのは譲る人のみで譲り受ける人は押印は不要です。

[st-kaiwa6]どの車を誰から誰に譲ったかを証明する書類なんだ。[/st-kaiwa6]

譲渡証明書が受理されて、名義変更の準備ができるという流れになります。

親や身内から譲り受ける場合はいらない

譲渡証明書は、車検証の名義が変わる時に必要になる書類です。

つまり、第三者に車を譲る時に使います。

親から息子が車をもらう場合がありますが、このケースでは譲渡証明書は必要ありません。

[st-kaiwa6]親から車をもらう時は、車検証そのままが多いよね。[/st-kaiwa6]

学生で一人暮らしをしていて県外で乗る時など、近くにいない場合は名義変更をすることもあります。

ただ、身内ならそのまま乗っていても問題はないので、しない人が多いです。

実印が必要なので印鑑証明を取っておく

譲渡証明書だけではありませんが、車売却時の書類の多くは実印が必要です。

ローン契約など所有者が自分でない時は、実印でなく認印でいけます。

ほとんどの場合は自分の名義になっているので、印鑑証明がいることを覚えておいてください。

[st-kaiwa6]車の売却が決まったら、早めに取りに行っておくべし。[/st-kaiwa6]

印鑑証明は近くの市役所でもらえますが、マイナンバーカードを申請していればコンビニ等でも発行できます。

譲渡証明書はどこでもらえる?

ガリバーなど車の買取店で売却する時は、自分で用意する必要はありません。

担当者が用意してくれるので、書類の取り寄せは不要です。

自分で入手する場合は、国土交通省のページからダウンロードすることができます。

用紙を印刷して使用する時、紙は普通紙を使用してください。

感熱紙は保存期間がもたないため、使用できません。

[st-kaiwa6]正式な書類になるから、必ず普通紙で![/st-kaiwa6]

業者にもらう時も、書き損じのことを考えて予備をもらっておくと安心です。

基本的に自分で印刷したものでも大丈夫なので、自宅にプリンターがあるなら適宜印刷して使用してください。

【記入例あり】譲渡証明書の書き方

譲渡証明書の書き方

譲渡証明書の書き方を図解しながら、書き方をご紹介します。

基本的に書く場所は図の通りで、書くところはそれほど多くありません。

①は車検証の情報、②〜④は個人情報を記入するだけです。

ここから、場所ごとに書き方のポイントをご紹介しますね。

車名情報は車検証を見ながら書く

譲渡証明書の車の情報を記入する

車名に関する情報は、車検証通りに書いてください。

上の例だと車種はタントですが、車検証上の車名はダイハツです。

[st-kaiwa6]車検証の通りに書くのがポイント。[/st-kaiwa6]

車検証通りに書いていないと、申請時に受付してもらえません。

ここは訂正になると面倒なので、間違えないように慎重に書いてくださいね。

譲渡人と譲受人の情報を書く

譲渡人と譲受人の情報を書く

車種情報の記入が終わったら、あとは譲渡人と譲受人の名前と住所を書きます。

車を売る人なのか買う側なのかで記入箇所が違うので、注意してください。

[st-mybox title=”譲渡人と譲受人” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]

  • 譲渡人 → 車を売る人
  • 譲受人 → 車を買う人

[/st-mybox]

上の段が譲渡人で下の段が譲受人です。

名前と住所を枠内に書いてください。

譲渡日は、相手に車を引き渡す日を書けばOKです。

間に業者が入ってくれる場合は、特に気にする必要はありません。

譲渡人印欄に実印を押してもらう

全ての記入が終わったら、譲渡人の欄にだけ実印を押します。

旧所有者に実印と印鑑証明をもらう必要があります。

譲受人のところには押印しないように気をつけてください。

実印と一緒に印鑑証明も必要になるので、印影がわかりにくい時は横に押し直すようにします。

[st-kaiwa6]2回失敗した時は、印刷してやり直した方がいいかも。[/st-kaiwa6]

相手が遠方だった場合、書類をもらい直すのは難しいので、記入ミスがないように慎重に書いてください。

譲渡証明書作成時の注意事項

譲渡証明書を書くときの注意事項をいくつかご紹介します。

大前提として、必ずボールペンで書くようにしてください。

水性のペンやゲルインクのボールペンはにじむ可能性があるので、油性のボールペンがベストです。

記入に関しては前述の通りですが、記入以外で気をつけておきたいポイントをご紹介します。

捨印と訂正印で修正できる箇所が違う

捨印と訂正印で修正できる箇所が違う

譲渡証明書は、捨印が必ず必要というわけではありません。

捨印は枠外にハンコを押すことですが、譲渡証明書に限ってはそれほど効力がないんです。

車の情報については捨印での訂正は不可となっており、個人情報のみ修正できます。

[st-kaiwa6]どっちにも使える訂正印の方が楽よね。[/st-kaiwa6]

わざわざ捨印を押す意味がないので、間違えた時は訂正印を使用すればOKです。

住所が違う場合は住民票が必要になる

譲渡証明書に記載する住所と今の住所が違う場合は、そのことを証明する住民票が必要です。

印鑑証明に記載されている住所と一致することが大前提となります。

譲渡証明書に書いた住所と印鑑証明に書いてある住所を確認してみましょう。

同じであればそのまま申請して大丈夫ですが、違う場合は住民票を添付します。

[st-kaiwa6]担当者によって聞いてこない人もいるので、念のため確認しておくといいよ。[/st-kaiwa6]

住民票は記載住所までの流れがわかるものがいるため、記載事項証明ではなく住民票を用意しましょう。

車検証の名義と所有者の名義が違うと手続きできない

住所と合わせて確認しておきたいのが、名義です。

知り合いや身内から車を譲り受けた場合、車検証に記載されている名義人と所有者に書く名前が変わってしまいます。

名義が違うと手続きができないため、違う時は先に名義変更の手続きが必要です。

[st-midasibox title=”名義変更の必要書類” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]

  • 委任状
  • 譲渡証明書
  • 印鑑証明

[/st-midasibox]

2度手間になってしまいますが、仕方ないのでこれらの書類を揃えます。

名義が揃うと手続きができるようになるので、先に済ませてください。

譲渡証明書など手続きは業者に任せた方が安心

譲渡証明書など手続きは業者に任せる

譲渡証明書など行政手続きは、書類不備で時間がかかったり何かと手間が多い作業です。

個人間売買の時は仕方ありませんが、できるだけ自分でするのは避けたいところ。

買取業者など手続きを専門にしている人に依頼した方が、確実で安心です。

個人でやり取りする時も普段お世話になっている車屋さんがあるなら、相談してみてください。

車屋さんはほぼ毎週陸運支局へ行っているので、ついでにやってくれることもあります。

陸運支局へ申請に行く必要があり手間がかかる

譲渡証明書の提出先は、陸運支局です。

名義変更や車関係の登録手続きは全て陸運支局でするので、都道府県管轄の陸運へ足を運ぶ必要があります。

近くにある場合はいいですが、平日しか開いていません。

[st-kaiwa6]限られた休みを手続きで潰すのもったいないよね。[/st-kaiwa6]

平日自由に休みが取れる人ならまだいいですが、わざわざ有給を取るのも微妙です。

さらに、陸運支局は市役所のようにいつも混雑しています

待ち時間も長くなるので、プライベートの時間を使っていくのはイマイチですよね。

記入に不備があるとさらに時間がかかる

陸運支局で待っている時間に加えて、書類に不備があるとさらに時間がかかります。

せっかく揃えて持っていったのに、そこでまた書き直しになってしまうことも…。

間違えている場合は訂正印が必要になりますし、住民票など添付書類が足りないケースは最悪です。

[st-kaiwa6]記入内容と書類は必ず再確認しておくべし。[/st-kaiwa6]

自分では大丈夫と思っていても、気づかない失敗もあります。

そういった意味でも業者に任せられるのが理想的なんです。

お役所仕事で融通が効かない

陸運支局の担当者は、市役所や警察署と同じくお堅い人が多いです。

そのため、何とかできるようなミスでも許してもらえないことがあり、融通が効きません。

昔、指定された交付日の1日前に行ったら、書類はできているのに出してくれないことがありました。

[st-kaiwa6]ダメなものはダメの精神がすごすぎた。[/st-kaiwa6]

営業時間についても、閉まるギリギリにいくとちょっと機嫌悪そうだったりなかなかシビアです。

初めて行った時は不親切なイメージを持ってしまう場所でした。

譲渡証明書の書き方と注意点【まとめ】

譲渡証明書は車の売却が決まった時に、車と一緒に渡すための書類です。

書き方自体難しくはありませんが、陸運へ持っていってから不備があると面倒なことになります。

特に、車検証や印鑑証明の名前・住所に相違がないかは確認しておきましょう。

どちらかが違っていると、住民票など添付書類がないと受理してもらえません。

車の売却後15日以内に提出する必要があるので、スムーズに出せるよう早めの準備を心がけてくださいね。

自分で提出する場合は、対象エリアの陸運支局を探して持っていきましょう。

国土交通省(全国運輸支局の案内)

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この記事を書いた人

元ホンダディーラー営業マン。中古自動車査定士・損害保険募集人資格の有資格者です。業界の裏話を交えて書いています。YouTubeでの配信も始めました。ご不明点やご意見はお問い合わせかYouTubeのコメントからお願いします。

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