【2023年版】車庫証明の書類や地図の書き方|自分で申請する方法も解説

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自分でできる車庫証明の取り方や書き方

車庫証明と聞くと難しそうなイメージがありますが、実は誰でも申請できるものです。

やり方さえわかっていれば自分でできるので、車を買う時の諸費用からカットできます。

車庫証明の代行費用は、平均2万円ほど。

自分で行けば3000円ほどで抑えられて確実にお得です。

何をどうやってどこに提出すればいいかわからない方向けに、車庫証明の記入方法から具体的な取り方をまとめました。

車庫証明の基本的な知識から、どのケースでどの書類が必要になるのかを事例つきでご紹介します。

動画でも解説していますので、動画で見たい場合はこちらからご覧ください。

2021年以降、車庫証明で使う印鑑を無くすという方向になりました。

管轄の警察署によっては申請時に押印がなくなっています。

サインで申請できる地域もあるので、申請前に確認しておいてください。

基本的なやり方は今までと変わっていません。

目次

車庫証明は車の保管場所を申請する書類

車庫証明は、購入する車を駐める場所を申請する書類です。

車を買ったら駐車場を用意する必要がありますよね。

駐車場のどのスペースをあなたの車が使うかを細かく申請する義務があるんです。

車庫証明の申請が認可されると、リアガラスに貼るステッカーがもらえます。

車庫証明の申請先は各都道府県の警察署

車関係の登録や変更手続きのほとんどは、陸運支局が管轄です。

しかし、車庫証明だけは各都道府県の警察署が管轄となります。

市区町村単位で管轄となる警察署が違うので、お住まいの地域で担当になる警察署を確認しておいてください。

[st-kaiwa6]場所が違うと受け付けてもらえないから、先に調べておくといいよ。[/st-kaiwa6]

受付時間は平日9時頃〜17時くらいまでが普通で、時間外では対応してもらえません。

市役所同様、警察署もお堅いので時間に余裕を持って申請に行きましょう。

申請方法さえわかれば誰でも車庫証明は取れる

難しいと思いがちですが、車庫証明はやったことがない人でも自分で申請できます。

基本的には用紙を準備して記入し、警察署へ提出するだけです。

記入方法は少し複雑ですが、書き方はテンプレつきでのちほどご紹介します。

[st-kaiwa6]紹介する書き方を保存しておけば、次以降も安心。[/st-kaiwa6]

車庫証明で一番時間がかかるのは、記入と提出した後の待ち時間です。

警察署によりますが、完成まで平均1週間くらいかかります。

新車・中古車に関係なく提出は必要な書類

車庫証明は車を買う時に申請するもので、新車でも中古車でも関係なく必要です。

申請する費用や期間についても変わりません。

車の乗り換えの時など、前に申請していた車が無くなる・入れ替える場合は記入しておきます。

[st-kaiwa6]代替え車両のような欄があるから、そこに前の車の情報を書いておくんだ。[/st-kaiwa6]

地域によって書式が少し違いますが、保管場所証明申請書か保管場所の配置図どちらかにある備考欄を確認してください。

そこに、入れ替えとなる車の情報を書いておくと、前の車の情報を消してくれます

代替え車両がないと地図を書いた時に、駐める場所がないと指摘されるので注意してくださいね。

普通車と軽自動車で決まりが違う

普通車は車種問わず、全て車庫証明の提出が義務化されています。

ただし、軽自動車は以下の条件に当てはまらない地域では提出不要です。

[st-midasibox title=”軽自動車の車庫申請地域” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]

  • 県庁所在地
  • 人口が10万人以上の市
  • 東京や大阪などの地域から30km圏内

[/st-midasibox]

同じ県でもこの条件に当てはまらない地域では、軽自動車の車庫申請はいりません。

詳しくは、最寄りの警察署に確認してください。

自分で申請すれば車庫証明手続き代行手数料は節約できる

自分で申請して車庫証明代行費用を節約する

先にお話した通り、車庫証明の手続きは自分でもできるものです。

申請を自分でやれば、業者や行政書士の代行手数料をカットすることができます。

車を買う時に諸費用に含まれる『車庫証明手続き代行費用』のほとんどは、手数料です。

そのため、全て自分でやることでその金額をゼロにすることができます。

自分で申請する場合と業者に依頼する場合の費用の違い

車庫証明の申請を自分でした場合と業者に任せた時の金額差は、結構大きなものです。

代行費用は依頼する業者によって変わりますが、平均しても1万円〜1.5万円は節約できます。

[st-mybox title=”車庫証明費用の違い” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]

  • 業者へ依頼 → 平均2万円
  • 自分でやる → 3000円ほど

[/st-mybox]

申請に必要な証紙と標章代は、業者でも自分でも必要になります。

地域によって変わるものの、証紙関係で平均して2500〜2700円程度です。

つまり、自分で行けば3000円もかからないので、確実にお得ですよね。

値引き交渉よりも車の下取りが大事

車庫証明の費用を削ることはもちろん重要ですが、交渉よりも今乗っている車を最大限高く売ることも大切です。

ディーラーでの下取り査定では買取額に限界があります。

ガリバーなどの買取業者で査定してもらった方がより高値が期待できるんです。

一括査定サイトのようなサービスを使えば、まとめて2社以上の業者に査定を依頼できます。

しかし、一括査定サイトは申し込み後に電話がたくさんかかってくるのが大変です。

[st-kaiwa6]そこで便利なのが、最近CMでもよく見るというサービス。[/st-kaiwa6]

カーネクストは1社との電話やり取りだけで、高値で売却が可能な夢のような車買取です。

1社だけのやり取りですが、オークション相場から買取金額を計算してくれます。

そのため、安くなる心配がなく、ガリバーやWECARSと変わらない金額で売却が可能。

一括査定のように鬼電に悩まず、値段の比較も無しに車が高く売れます。

[st-mybox title=”詳しく見る” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]

[/st-mybox]

車庫証明の取り方の流れと必要書類

車庫証明の取り方や流れと申請に必要になる書類を知っておきましょう。

必ず必要になる書類と、土地の所有者かどうかでいるものが少しだけ変わります。

お約束通り難しい名前がついていますが、必要な書類さえわかっていればそれほど難しくはありません。

①必要な申請書を入手する(業者・ディーラーか警察署でもらえる)

車庫証明の申請に必要な書類は、全て合わせると4種類あります。

書類は業者やディーラーでもらえますが、直接警察署へ行っても入手可能です。

複写形式が多いので、ネット上からの印刷で使えない地域があります。

全ての方が全部必要というわけではないので、どの書類が必要なのかを一覧表にまとめてみました。

  全員が必要 土地の所有者 土地の所有者でない人
自動車保管場所証明申請書
保管場所の所在図・配置図
保管場所使用権原疎明書面(自認書)
保管場所使用承諾証明書

※スマホは右にスクロールできます

車を駐める場所の土地の所有者であるかないかで、提出する書類が変わります。

自宅などの場合は世帯主が土地の所有者になるため、世帯主だけが自認書で申請可能です。

[st-kaiwa6]子供の場合は親の土地だから、父親に許可をもらうという形になるんだ。[/st-kaiwa6]

変な話ですが、家族でも車を駐める許可をもらう必要があります。

アパートやマンションの場合は、大家さんに保管場所使用承諾証明書を記入してもらってください。

②申請書を作成して管轄の警察署へ提出する

必要な申請書がわかったら、申請書を作成して管轄の警察署へ提出します。

記入例はのちほど申請書の書き方で解説していますので、参考になさってください。

申請時に手数料が必要になりますが、地域により現金か証紙かが違います。

[st-kaiwa6]申請時には連絡先の欄が埋まっているかを確認しておいてね。[/st-kaiwa6]

保管場所証明申請書に何かあった時用の連絡先を書く欄があります。

書いていないと警察の人に突っ込まれるので、提出前に確認しておいてください。

③5日〜1週間程度で車庫があがるので警察署に取りに行く

管轄する警察署によって変わりますが、通常5日〜1週間ほどあれば車庫証明の手続きが完了します。

提出した時にいつできるよという日付を書いた紙がもらえるので、目安にしてください。

警察署によっては3日もあればできるところもありますが、1週間は見ておきましょう。

[st-kaiwa6]焦って提出しても警察署は急いでくれないから、提出はゆとりを持って![/st-kaiwa6]

納車前の登録が間に合わなくて早く欲しいと言っても、聞いてくれないことが多いです。

何度も足を運ぶのも面倒ですし、完了予定日に行きましょう。

次に、車庫証明の書類の書き方について記入例を交えながら解説していきます。

自動車保管場所証明申請書の書き方(全員必要)

自動車保管場所申請証明書の書き方と記入例

全員が必要になるのが、自動車保管場所証明申請書です。

車名や型式、大きさは車検証に書いてある通りに転記してください。

地域によってレ点をつけなくていい書式もあります。

車を駐める住所と現住所が同じ場合は、同上と書いてもOKです。

保管場所標章番号は何も書かず空けておきましょう。

印鑑は認印で大丈夫ですが、複写式になっているので押し忘れがないように気をつけてください。

注意事項にも書いてある通り、複写先まで写るようにボールペンでしっかりと書くようにします。

配置図と所在図の書き方

配置図と所在図は、車庫周辺の地図と寸法図を記載します。

所在図は広域の情報(マップ)を、配置図は車庫の周りの寸法など詳細な情報を記入するものです。

書き方や記入例については、別記事に詳しくまとめてあります。

詳しくは、『車庫証明の配置図・地図の書き方を画像付きで詳しく解説』をご覧ください。

保管場所使用権原疎明書面【自認書】の書き方(自分の土地に駐車する場合)

自認書の書き方と記入例

自認書は、車を駐める場所が自分の土地である場合に使用します。

家族であっても子供は父親の許可をもらう必要があるため、自認書が使えるのは父親のみです。

書式自体は簡単で、図の通り書いてください。

日付はいつでも構いませんが、できるだけ書類を提出する日に近い日付で書きましょう。

保管場所使用承諾証明書の書き方(駐車場を借りる場合)

保管場所使用承諾証明書の書き方

車を駐める予定の場所の土地名義人でない時は、その土地の名義人から駐車許可をもらう必要があります。

マンションやアパートなら管轄している不動産会社、家の場合はお父さんかおじいさんが多いですね。

わかりにくいですが、自分が土地の名義人でない場合は承諾書が必要になります。

使用期間は地主さんが書いてくれることもあるので、書いてもらう前は空白にして出してもいいかもしれません。

記入されていなければ、1年くらいの期間で記入してください。

住所を確認できるものが必要

申請書の記入ができたら、警察署へ提出します。

警察署に行った時に手続き費用と住所の確認をされるので、運転免許証や公共料金の領収書などを持参してください。

車庫申請に記入されている住所が正しいかどうかの確認があります。

[st-kaiwa6]公的に住所がわかるものであれば、免許証以外でもOK。[/st-kaiwa6]

忘れてしまうと受付してもらえないケースもあるので、必ず一緒に持っていってくださいね。

車庫証明を申請する時の注意点

車庫証明申請時の3つの注意点

車庫証明申請時に気にしておくべき注意点をいくつかご紹介します。

それほど大きなことではありませんが、知っておいた方がいい情報なので一読しておいてくださいね。

車庫として申請できる場所に制限がある

車庫証明の申請で利用できる駐車場には、制限があります。

基本的に車庫として申請できるのは、自宅から直線距離で半径2km以内です。

2kmと言うと歩けば15分くらいかかる距離なので、普通は問題ありません。

駐車場所の視察に来なければ申請が通ることもありますが、万が一ばれた時が面倒です。

[st-kaiwa6]車庫飛ばしと言って、犯罪で罰金対象になるから注意。[/st-kaiwa6]

一度申請しておいた場所なら通ることが多いですが、万が一チェックされたら終わりです。

リスクが高い行為なので、やめておきましょう。

車庫証明は申請してすぐにもらえない

車庫証明は提出してすぐにはもらえません。

警察署や地域によって対応は変わりますが、ほとんどは1週間程度の時間がかかります。

早く出して欲しいと言っても、冷たくあしらわれることが多いです。

[st-kaiwa6]ある程度、時間に余裕を持って提出した方がいいよ。[/st-kaiwa6]

特に、車の登録が増える9月や3月などの繁忙期は窓口も忙しくピリピリしています

早め早めに動いておくと、確実です。

申請後に車を登録する有効期限が決まっている

申請後の車庫証明には、有効期限が決まっています。

ただ、厳密に決まっているわけではなく、概ね1ヶ月程度です。

車の登録を管轄している運輸局が公表しているので、目安として1ヶ月以内に車の登録を済ませる必要があります

[st-kaiwa6]車の登録が1ヶ月も遅れることが少ないから、通常は問題ない。[/st-kaiwa6]

業者との間にトラブルがあった時以外は、1ヶ月もあれば申請は十分間に合います。

車庫証明を再発行したい時の申請方法

車庫証明を再発行する方法

車庫証明申請後の期間内に車の登録が間に合わないケースも考えられます。

陸運支局によって対応が変わるため、まずは管轄の陸運支局へ相談してみてください。

対応できなかった場合は、警察署へ相談すれば簡易的な手続きで再発行してくれるところもあります。

[st-kaiwa6]それでもダメだった場合は、もう一度申請し直す必要があるよ。[/st-kaiwa6]

面倒ですが、申請した時と同じ内容で再度申請してください。

保管場所標章のステッカーが破損や汚れで使えなくなった時は、ステッカーのみの再発行もできます。

管轄の警察署で、保管場所標章再交付申請書をもらって申請しましょう。

都道府県によって書式が異なるので、最寄りの警察署で確認が必要です。

手数料は500円だけで再発行してもらえます。

車庫証明の取り方と書き方【まとめ】

車庫証明は書類も多くて書式が難しいと思いがちですが、そんなに難しいものではありません。

必要書類と書き方がわかれば、誰でも申請することはできます。

代行の手続き費用は結構高いので、自分で申請できれば車を買う時も安く抑えられますよね。

申請する警察署によって、時間がかかる場合もあります。

時間に余裕を持って提出するようにしてください。

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この記事を書いた人

元ホンダディーラー営業マン。中古自動車査定士・損害保険募集人資格の有資格者です。業界の裏話を交えて書いています。YouTubeでの配信も始めました。ご不明点やご意見はお問い合わせかYouTubeのコメントからお願いします。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 外部の駐車場を借りない人前提で書かれているのでそこは他のサイトを探します。残念。

    • 自分名義の土地でない人のところが外部の駐車場を借りる人向けの書き方なので、参考になさってください。
      わかりにくくて申し訳ありません。。

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