ガラスコーティングは自分ではできないと思っていました。
実際のところ、コーティングの種類によっては自分で施工することはできません。
特殊な機械ややり方など、私たち素人の手には追えないからです。
しかし、今回見つけたガラスコーティング剤の Genesis は自分で施工できます。
施工後の効果は2〜3ヶ月と短いですが、塗って拭くだけの簡単施工なので洗車ついでに施工可能。
1回買って1年近くたちますが、まだ無くなっておらず持ちも十分です。
この記事では、Genesisの使い方や実際の施工レビューを中心にまとめました。
施工時のステップごとの解説や注意点をわかりやすくご紹介します。

ガラスコーティング剤『Genesis』の特徴

画像引用:カーファクトリーアンサー公式サイト

Genesisは名古屋にある車のコーティングやケミカルを取り扱う会社が販売するガラスコーティング剤です。
基本的に施工は塗って拭くだけで、コーティングなどの詳しい知識がなくても使えます。
Genesisはスプレータイプのガラスコーティング剤
僕が購入したのは単品ではなく、Genesisやベースコート剤などがセットになっているタイプです。
スプレータイプのGenesisをはじめ、ベースコート剤が一緒になっています。
ベースコート剤はGenesisの効果をさらに長持ちさせてくれるとのことで、一緒になっている物を選びました。
セットだと割引が効いて安く買えるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

滑水・撥水・親水性から選べる

画像引用:カーファクトリーアンサー公式サイト

Genesisは撥水のタイプを3種類から選ぶことができます。
具体的な違いは、製造元サイトの上記の画像を参考にしていただければと思います。
艶感も違うそうですが、僕は撥水タイプだけで一番撥水性能が高そうなαを選びました。
Genesisのガラスコーティングシリーズの値段
α | β2 | Ω2 | |
値段 | 4980円 | 4980円 | 8000円 |
タイプ | 超滑水性 | 流撥水性 | 弱親水性 |
コーティング剤だけの購入であれば、表の通りです。
施工したコーティングの効果をより強くするベースコート剤は、別売で5980円となっています。
最初に施工する時にベースコートをしておくと効果の長持ちが期待できるので、余裕があれば一緒に買っておきたいところです。





コーティング剤はαかβ2どちらかを選べます。
Genesisのガラスコーティングの施工手順
Genesisを実際に施工してみたので、注意点を交えながらやり方をご紹介します。
基本的な流れとしては、洗車→拭き取り→施工の3ステップです。
初めて施工する時は、脱脂シャンプーで一度ボディーの状態をクリアにします。
必要に応じてベースコートを施工してから、Genesisを施工する流れとなります。
必要なものを事前に揃えておきましょう。
必要なものリスト
- 脱脂シャンプー
- 洗車用バケツ
- マイクロファイバークロス2枚
- セーヌ革(水分拭き取り用)
- Genesis
脱脂シャンプーで洗車する
付属の脱脂シャンプーはかなり少量なので、どれだけ使えばいいのかわかりませんでした。
僕が使ったのは水2Lでペットボトルのキャップ2杯です。
一見少ないと感じますが、以前より撥水性能は落ちていたので効果はありました。
泡立ちは少ないが気にしない
上記の分量で混ぜてみたところ、全然泡立ちはありませんでした。
しかし、脱脂シャンプーは汚れを落とすものではないため、泡立ちはなくてOKです。





脱脂シャンプーは、余分なコーティングやワックスの残りを落とすことが目的です。
洗車後は車に残った水滴を拭き取る
脱脂シャンプーで洗車が終わったら、車に残った水滴を拭き取ります。
水滴が残ったままだと、あとで施工するGenesisがうまく塗り込めません。
セーヌ革など吸水性のいいものを使って、洗車後の水分を拭き取ってください。
グリルやトランク周りなどは念入りに
ボディ全体はもちろんですが、水分が残りやすいところは重点的に拭き取ります。
拭き取り漏れしやすい場所
- フロントグリル
- ナンバープレート周辺
- トランクまわり
一番拭き取りにくいのが、フロントグリルまわり。
車にもよりますが、でこぼこしていて中に水分が残りやすい場所です。
ナンバープレートもフレームがあると、拭き残しやすくなります。
トランクも一度ドアを開けてから拭き取ると確実です。
Genesisのガラスコーティングを施工する
ボディの水分を拭き取れたら、Genesisを施工していきます。
ボトルにロックがかかっているので、白い部分を回してください。
マイクロファイバークロスにスプレーして、ボディに塗り込む流れで進めます。
ボディーに直接スプレーするとムラになりやすいため、注意してください。
Genesisの施工は直射日光が当たらない場所でする
Genesisをボディーに塗り込んでいきますが、施工時は直射日光に注意してください。
晴れた日の屋外など、直射日光が当たる場所だとすぐに乾いてしまいます。
施工後の拭き取りはすぐしないと、ムラになり拭き取りが大変です。





ガレージや日陰になる場所でやれば、ボディーも熱を持ちにくくなります。
できるだけ車が熱くならない場所を選んでください。
パネルごとに施工→拭き取りを繰り返す
取り扱い説明書にはまとめてやって拭き取ると書かれていますが、おすすめはできません。
施工後はわりと早めに乾くので、パネルごとに施工→拭き取りをした方が確実です。





乾いてしまうと後の拭き取りが大変になるので、小さいスペースで区切ってやった方がいいです。
夏場だとボンネット1枚でも乾くので、乾き具合を見ながら施工してください。
Genesis施工後のボディーの状態
※タップで拡大します
新しい車に施工したためビフォーアフターはありませんが、施工前よりはツヤが増しました。
ボディーやパーツに反射する風景も、施工前よりクリアになっています。
触った感じは、ワックスのようにツルツルになるということはありません。





ただ、撥水性能は十分で雨が降った後も汚れはそれほど残りませんでした。
ボディーがツルツルにならないので、施工したかどうかわかりにくいところが難点。
しかし、雨や水滴はバッチリ撥水していました。
Genesisのガラスコーティングの持続期間は約3ヶ月
Genesisのガラスコーティングの持続期間は、付属のマニュアルによると3〜6ヶ月です。
3〜6ヶ月と幅広いですが、僕は3ヶ月で施工するようにしています。





施工するのが早いからと言って問題はありません。
効果が切れる前に上塗り施工すれば、その分コーティングのパワーを強化できます。
一度施工している車なら、普通の洗車後にGenesisを塗って拭くだけです。
洗車ついでにやってもそれほど負担にはならないので、タイミングが合った時に施工してください。
Genesisのコーティング剤はどれだけ持つか?
僕が使っているのはGenesis αで、普段セレナ1台に施工しています。
かれこれ1年使っていますが、まだボトルは3分の1しか減っていません。
3ヶ月に1回のペースで、洗車終わりにGenesisを施工しています。





もちろん1回に使う量によって変わりますが、1つの目安としてください。
値段は少し高めですが、長持ちすると思えばそれほど高い買い物ではないと思います。
Genesisのガラスコーティング【まとめ】
塗り込んで拭くだけという簡単施工のGenesisですが、ガラスコーティングの効果は確かなものでした。
新車で買った時から1年以上使って愛用中です。
今のところ問題もなく、施工するのが他のコーティングやワックスに比べると楽なのがいいところ。
セットで買って8000円オーバーと高いですが、1年以上使っているので長持ちします。
お手軽で効果があるコーティング剤をお探しなら、試して損はありません。
