ワックスより簡単で長持ちするという噂を聞き、ポリラックを買ってみました。
ポリラックはポリマー系のコーティング剤で、ドイツ製の商品です。
新車時のコーティングが取れた中古車に使ってみたところ、簡単なのに艶が出て好感触。
値段は4000円〜5000円と高めですが、1つ買っておくと軽く1年近くはもちました。
この記事では、ポリラックの特徴や施工方法・効果的な使い方をご紹介します。
使っていて気をつけるべきと感じた注意点もあわせてまとめました。
ポリラックの価格や特徴
まず、ポリラックはワックスではありません。
ワックスではなく、ポリマー系のコーティング剤です。
ドイツ製でもともと船のメンテナンス用に作られました。
ガラスコーティングとは違い、被膜を作るのではなく塗装内部に浸透するのが特徴。
被膜がない分定期的な施工は必要ですが、メンテナンスがしやすいので人気があります。
値段は300mlで5000円くらいが相場で、1本買っておくと1年くらいは使える分量です。
塗って拭くだけの簡単施工が特徴
ポリラックはガラスコーティングのように施工が難しくありません。
とにかくシンプルで、塗り込んで拭くだけでOKです。
ポリラックの施工方法
- 洗車して拭き上げる
- ポリラックを塗る
- 乾燥させて拭き上げる
洗車後に水分を拭き上げて、そこから施工していきます。
下地処理が不要なので、施工時間も短くて済むのはありがたいですよね。
ワックスよりも耐久性があり長持ちする
通常のワックスは1〜2ヶ月くらいで効果がなくなります。
使うものや使用状態によっては、1ヶ月ももたないこともありますよね。
そのくせ施工が大変なところがワックスのデメリット。
しかし、ポリラックはワックスのようにガシガシ塗り込む必要がありません。

ポリラックは2ヶ月〜3ヶ月くらいは効果が持続します。
ボディの艶は落ちてくるものの、撥水性能はそれなりに長く続くところが魅力。
撥水効果がなくなってきたら、また施工すればOKです。
再施工時もそのまま塗り込むだけでOK
ポリラックはコーティングですが、再施工時も塗って拭くだけです。
ガラスコーティングやペイントシーラントになると、下地処理が必要になります。
下地処理して油膜や鉄粉を完全に落としてからしか施工ができません。





施工時間も最初にやった時と変わらないので、やり直すときもそれほど面倒ではありません。
終始簡単施工なのは、ポリラックのいいところと言えます。
ポリラックの効果【利用者の口コミもあり】
ポリラックの効果を利用者の口コミも入れつつ、ご紹介していきます。
僕が使った感想は、施工が簡単なわりに艶が出て撥水もできていい感じでした。
いろんな人の口コミや意見を見ていても、ポリラックの評判がいいのは共通しています。
ボディーの艶出し
洗車して4日目💦
さすがポリラック🤩
まだ艶々してる✨ pic.twitter.com/KKIQZvCDD0— Sakon🇬🇧次は多分Naommy Of The Beast BASS🇩🇪 (@hehemetallica) February 6, 2020
普通に洗車後に塗って拭くだけで、かなりの艶が出ることがわかりますよね。
鏡面仕上げ剤ではないのに、いい艶が出ると好評です。
小さな傷であれば傷消しもできてしまう
コーティングの拭き残しがあって痕になった
泣く泣く研磨入りのクリーナー使うも微妙にしか取れないポリラック使ったら普通に消えて草
— 萩奈 (@hagina_) January 19, 2020
ポリラック自体に傷消し性能があるわけではありませんが、傷消しにも使えます。
小さな目立たないものなら、ポリラックが傷口に浸透するのかきれいになるんです。
原理や理屈はわかりませんが、実際使ってみて思いました。
CPCペイントシーラントに付属するメンテナンスクリーナーもあわせて使えば、拭き残しも問題ありません。
ポリラックの施工方法(新車・中古車共通)
ポリラックの施工方法をご紹介します。
新車でも中古車でもやり方は同じで、施工時間は車によるものの1時間程度でいけました。
ただ、ミニバンのような大型車になると、もう少し時間は見ておいた方がいいかもしれません。
カーシャンプーで洗車し、十分に流す
ポリラックを施工する前は、必ず洗車して拭き取りまで済ませてください。
そのとき、水洗いではなくカーシャンプーで洗車をしましょう。
水洗い洗車だと完全に汚れを落としきれません。





カーシャンプーが残っていると別の汚れの原因になってしまいます。
洗剤を洗い流す時は、乾く前に流すようにしてください。
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ボディについた水分を拭き取る
洗車をしたあとは、水分を拭き取る必要があります。





マイクロファイバーのクロスでも大丈夫ですが、複数枚必要になるのでセーヌ皮の方が経済的です。
水分の拭き取りは、できたら日陰でしてください。
日中直射日光が当たる場所だと洗剤が乾いてしまうため、天気のいい日は日陰でやるようにしましょう。
クロスでボディにポリラックを塗布して拭き取り
洗車と水分の拭き取りが終わったら、ここからポリラックの施工をしていきます。
クロスでボディにポリラックを塗布し、ボンネット・ドアなど部分ごとに施工していきましょう。
ポリラックの量は、1つのパネルごとに500円玉くらいがだいたいの目安です。





つけすぎもダメですが、一度にまとめて施工するのもよくありません。
運転席ドア、後部座席のドア、ボンネットなどパーツごとに分けて施工すると拭き取りも楽です。
塗ってから15分くらいを目安に、仕上げの乾拭きをします。
2箇所くらいやったら一旦拭き取りという流れで施工してください。
拭き取りが遅くなると、乾いてしまって後々の拭き取りが大変になります。
少し早めくらいのタイミングでもいいので、乾く前に拭き取りましょう。
ポリラックの効果的な使い方
ポリラックの使い方は簡単ですが、より効果的な使い方がありました。
実際いろいろ試してみて、これはよかったなと思った使い方をいくつかご紹介します。
ボディが熱くならないところで施工する
ポリラックだけに限った話ではありませんが、コーティング系は乾くと拭き取りが大変です。
ボディに熱がある状態だと、ポリラックが乾きやすくなります。
拭き取りが不十分な場合、ボディに白い粉が残ってしまうのでボディが冷めた状態の施工が理想です。





洗車と同様、日陰で施工するか意外に曇りの日が施工しやすいです。
炎天下の直射日光下は避けて施工してください。
晴れの日だと、ドア1枚施工しただけでも乾いてしまうので注意が必要です。
ボンネット、ドアなど部分ごとに施工していく
お天気の状態にもよりますが、施工場所を区切ってやる方がやりやすいです。
特に晴れている日は乾くのがとにかく早いため、ブロックごとに分けましょう。





夏場だとボンネットだけ終わった状態でも、すぐ乾いてしまいます。
15分待っているとボディの熱で乾いてしまうため、早めに拭き取るようにしてください。
時間が経つと拭き取りが大変になってしまいます。
ちなみに、施工時間が短くても効果は十分にありました。
塗布と拭き取り時はマイクロファイバークロスを使用する
ポリラック塗布時と拭き取り時は、できればマイクロファイバークロスを使用してください。
なければタオルでも代用できますが、拭き取る時に力が入って傷になる恐れがあります。
タオルは繊維が粗いので、洗車傷や小傷の原因になるので注意してください。





Amazonとかで安くで売っているので、セットものを揃えておくと安心です。
ポリラック施工時の注意点
ポリラック施工時に気をつけておいた方がいいことがありました。
当たり前のことから、やって大変だったことを経験談からご紹介します。
ポリラックを塗布する前に洗車は必要
ポリラックはコーティング剤なので、ワックス同様に施工前の洗車は必須です。
ボディが汚れた状態では、まともな施工はできません。





水洗いだけだと汚れを落としきれないため、シャンプー洗車は必須です。
洗車も炎天下でやると洗剤が乾いてしまうので、できれば日陰で行ってくださいね。
乾燥させすぎると拭き取りが大変
一番大変だったのが、一気に車全体を施工して拭き取りした時です。
車全部に施工してから拭き取りに入ったため、最初に施工した場所が乾いてしまいました。
一度乾いてしまうと、相当力を入れて拭き取らないと取れません。





ポリラックの説明書の施工方法には書いていませんでしたが、必ずパネルや部分ごとに施工してください。
夏場だと一瞬で乾いてしまうので、拭き取りで十分に死ねるレベルです。
ポリラックのレビュー【まとめ】
ポリラックは簡単に施工できるポリマー系コーティング剤。
耐久命の船のメンテ用に設計されたこともあり、コーティングの質や効果はかなり満足度の高いものでした。
施工が簡単でわりと長持ちするところもありがたい点。
4000円ちょっとと少しお高いのがデメリットですが、1つ買っておくと結構長く使えます。
コーティング効果が薄れてきた新車や中古車でも使えるので、ぜひ試してみてくださいね。