車のガラスも汚れを放置しておくと、水垢が付着します。
ついたばかりなら簡単に落とせますが、時間が経ったら固まってしまいウロコのような汚れに…。
ウロコ汚れになると、落とすのにも時間と手間がかかってしまいます。
フロントガラスだと見た目が悪いだけでなく、運転時の視界の妨げ等デメリットはたくさん。
この記事では、車のガラスについた水垢やウロコの落とし方と予防法についてご紹介します。
ガラスに水垢汚れがついてしまった方や、日頃の洗車方法に自信がない方には参考になる情報をまとめました。
車のガラスにつく水垢の種類とタイプ別の落とし方
車のガラスにつく水垢には、水性の汚れと油性の汚れの2種類があります。
お風呂の鏡につく水垢汚れは水性の汚れが中心ですが、車はワックスなどの油分が絡む場合があり複雑です。
[st-mybox title=”水垢汚れの種類” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-border st-list-check” margin=”25px 0 25px 0″]
- 水性 → 雨水汚れや水のミネラルなど
- 油性 → ワックスなどの拭き残しなど
[/st-mybox]
それぞれの汚れ別に、おすすめの落とし方をご紹介します。
水垢はついて間もない状態なら落ちやすい
どっちの種類の汚れでも、水垢はついてすぐなら比較的簡単に落とせます。
ガンコな水垢はガラスにこびりついてしまうため、落としにくくなるのです。
[st-kaiwa6]水垢汚れになった時なら、すぐ取れることは多いんだ。[/st-kaiwa6]
水分が蒸発して乾いてしまうと、水垢に含まれるミネラルやカルシウム分が固まってしまいます。
服につくコーヒーのシミと同様、ついてすぐなら落とすことは簡単です。
雨水汚れなど水性の水垢は拭き取りだけで落とす
雨水や水道水のミネラルが固まってできた水垢は、洗剤が有効です。
ついて間もない状態なら、カーシャンプーだけでも効果はあります。
ただ、ついてから時間が経っていると、カーシャーンプーではびくともしません。
そんな時にまず試して欲しいのが、ガラスの乾拭きです。
[st-kaiwa6]濡らして拭く・濡らして拭くの繰り返し![/st-kaiwa6]
セーヌ皮に多めの水分をつけて、窓ガラスを拭きます。
拭いたらガラスが濡れているうちに、乾いたタオルで拭き上げるだけです。
乾いたタオルの摩擦で付着した水垢を削るイメージで、状態がひどくないならだいたいの水垢は落とせます。
[itemlink post_id=”10793″]
これで取れない場合は、次のステップを試してみてください。
フロントガラスについた油性の水垢は酸や激落ちくんで削り落とす
ワックスなどの拭き残しや、ガラコなどでできる油膜系の水垢はただ拭くだけでは落とせません。
まずは、水垢に含まれる油分を除去する必要があります。
洗剤で落とす場合
洗剤で落とす場合は、油分を分解してくれるものがベストです。
一番安くて簡単な方法が、台所用洗剤を使うこと。
台所用洗剤には油を分解する成分が含まれており、研磨剤が入っていません。
[st-kaiwa6]コンパウンドのような研磨剤がないのは、安心よね。[/st-kaiwa6]
ただ、ボディにつくと変色や異常の原因となるため、ガラス部分だけに使用するようにしてください。
激落ちくんやクエン酸を使う場合
水垢の状態がガンコな時は、台所用洗剤では落としきれません。
そんな時に僕がよく使うのは、激落ちくんやクエン酸。
激落ちくんは、水垢自体を研磨して削り落とすことができます。
削ると言っても車のガラスの強度は高いので、そう簡単に傷がつくことはありません。
傷が不安な方は、クエン酸パックを使ってください。
[st-kaiwa6]クエン酸は、水垢成分のアルカリ性を中和させる酸性なんだ。[/st-kaiwa6]
クエン酸パックはお風呂や台所など、水垢のあるところならどこでも応用できます。
詳しいやり方は、クエン酸パックの手順をご覧ください。
車のガラスに水垢・ウロコ汚れがつく原因
普通に洗車をしていても、車のガラスに水垢はついてしまいます。
水垢やウロコ汚れがつく原因を知っておいて損はありません。
車のガラスに水垢やウロコ汚れがついてしまう理由をご紹介します。
日頃の洗車のやり方1つでも水垢がつく可能性はあるので、原因とメカニズムを理解しておきましょう。
水に含まれるミネラルやカルシウム分が原因
車だけでなく、水垢汚れの原因は水に含まれるミネラルとカルシウム分です。
水道水に含まれるミネラル・カルシウムが水垢の原因となります。
ただ、水を使わないというわけにはいかないので、使い方が大切です。
[st-kaiwa6]1番大事なのは、水分を放置しないこと。[/st-kaiwa6]
ミネラルやカルシウムの結晶は、放置しておくことによってついてしまいます。
洗車の時に気を付けるだけでも、そのリスクを減らせるんです。
洗車や雨の後に水分が乾いて蒸発してウォータースポットになる
水垢となるのは、水分が乾燥して蒸発するためです。
つまり、ついた水分をすぐに拭き取れば水垢がつくことは防げます。
とはいえ、雨が降ってすぐに拭き取るなんてことはできませんよね。
雨は仕方ないですが、洗車の時は別です。
[st-kaiwa6]洗車した後に水分を拭き取るだけでも、十分効果あり。[/st-kaiwa6]
洗車後に拭き取るのはもちろん大切ですが、カーシャンプーをちゃんと流すことも重要。
カーシャンプーが残った状態のままだと、油分が付着してしまいます。
軽度の水垢よりも面倒なので、たっぷりの水で洗うようにしてください。
洗車時に水分が残ったまま放置しておくと、水垢として残ってしまいます。
ボディーに親水性のコーティングをかけることで、水が流れて水垢予防として効果的です。
[st_af id=”15168″]のような簡易的なガラスコーティング材をかけておくと、洗車時の水分残りも対策できます。
1本あれば1年くらいはもつので、試してみてくださいね。
車のガラスについたひどいウロコ汚れの落とし方
車のガラスについたウロコ汚れは結晶として固まっているため、カーシャンプーでは落とせません。
ウロコ汚れまで発展してしまった場合の落とし方をご紹介します。
[st-mybox title=”ウロコ落とし法4つ” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#ef5350″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
- タオルで磨く方法
- 激落ちくんを使う方法
- お酢やクエン酸を使う方法
- 業者に依頼する方法
[/st-mybox]
簡単な順に4パターンあるので、①から試してみてくださいね。
①洗車後、水分が乾く前に乾いたタオルで磨く
まず試していただきたいのが、水拭き→乾拭きで水垢を磨いて取る方法です。
一番簡単で、ウロコ汚れの状態によっては落とすことができます。
必要なものは、セーヌ皮(なければタオルでもOK)と乾いたタオル2つだけです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”fa-list-ol” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-no st-list-border” margin=”25px 0 25px 0″]
- セーヌ皮に水分を吸収させる
- ガラスに水をつける
- 乾く前にタオルで拭き取る
[/st-mybox]
水分はたっぷりつけておくと、より効果的です。
乾いてから拭いても意味がないので、ガラスに水分がある状態で拭き取ってください。
ウロコの状態が軽い場合は、この作業を何度か繰り返すと取れます。
②激落ちくん(メラミンスポンジ)を使う
タオルの拭き取りだけで落とせない場合は、激落ちくんを使います。
激落ちくんは100均に売っているものでOKです。
ケチらずに大きいサイズに切って使ってください。
激落ちくんに水をつけて擦るだけです。
[st-kaiwa6]強い研磨剤が入っているから、ガラス全体には使わない方がいい。[/st-kaiwa6]
激落ちくんの研磨能力はなかなかのものなので、まずはガラスの端っこで試してからにします。
激落ちくんで磨く→水分が乾く前にタオルで拭くの流れでOKです。
③お酢やクエン酸パックで落とす
ガンコなウロコの場合は、お酢かクエン酸を使うと効果的です。
ウロコなど水垢汚れの成分はアルカリ性のため、酸性を使えば中和させることができます。
お酢を使うときは、クエン酸をお酢に変えるだけでOKです。
[st-mybox title=”クエン酸パックのやり方” fontawesome=”fa-list-ol” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-no st-list-border” margin=”25px 0 25px 0″]
- クエン酸水を作る(水200mlに小さじ1)
- 水垢部分にキッチンペーパーをのせる
- クエン酸水をかける
- 1時間ほど放置しておく
- 流して拭き取る
[/st-mybox]
水垢の状態がひどい場合はクエン酸の量を増やしたり、つけ置きの時間を長くしてください。
どちらを使う時も車のボディには直接触れないようにしましょう。
④業者にガラスのウロコ取りを依頼する
自分で落とせない時や時間がない場合は、業者に依頼するという手もあります。
最近では、ディーラーやガソリンスタンドでもやってくれるところが増えてきました。
各業者の料金の目安を調べると、平均相場は1万円未満。
[st-mybox title=”業者のウロコ取りの相場” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
- ディーラー → 2000〜6000円くらい
- ガソリンスタンド → 5000〜15000円くらい
- コーティング業者 → 5000〜10000円くらい
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地域や店舗によっても変わってくるので、お近くの業者を調べてみてください。
全国の整備工場を検索できる[st_af id=”13672″]でも探すことはできます。
グーピットを使う場合は、作業内容を『コーティング』にすればOKです。
ボディーのコーティング時はガラスにつかないように注意
ガラス系やポリマー系など、最近は自分でも施工できるものが増えています。
僕は普段自分で施工できるガラスコーティングの[st_af id=”15168″]を愛用中です。
施工は洗車後に塗って拭くだけなので簡単ですが、ガラスにはつかないように注意と書かれていました。
[st-kaiwa6]ものによっては大丈夫だけど、ワイパーびびりの原因になってしまうんだ。[/st-kaiwa6]
ボディー用のコーティング剤がガラスにつくと、油膜が出てしまう場合があります。
自分でコーティングをするときはガラスにつかないように注意してください。
車のガラスに水垢をつきにくくする予防法
水垢やウロコ汚れを無事落とせたら、次に気を付けたいのが予防です。
水垢の付着をゼロにすることはできませんが、減らすことはできます。
日頃の保管方法や洗車のやり方で気を付けておきたい点をまとめました。
カーポートやカバーなど車を水に濡らさない
もし駐車場があるなら、カーポートや屋根付きの屋内に車を駐めるのが一番効果的です。
青空駐車しかできない場合は、カバーをつけることも1つの選択肢。
毎日車を使うなら面倒ですが、普段あまり乗らないならカバーをかけて保管すると日焼け防止にもなります。
[st-kaiwa6]一番は車を濡らさないこと。[/st-kaiwa6]
水分が付着しなければ、そもそも水垢はできません。
洗車後に水分を残さず拭き取る(日陰の作業推奨)
水垢防止には洗車のやり方も大切です。
せっかく洗車をしても、水分が乾いてしまえばそこで水垢がついてしまいます。
水が乾く前に拭き取ることが洗車で一番大切なことです。
特に、晴れた日に太陽の下で洗車をするときは注意してください。
水滴がすぐに乾いて蒸発してしまうため、乾いた水滴がそのまま水垢になってしまいます。
[st-kaiwa6]濃色車は車に熱を持ちやすいから、特に気を付けた方がいい。[/st-kaiwa6]
黒色のボディで炎天下での洗車は自殺行為です。
以前にやったことがありますが、拭き取りが追いつかず水分が乾いてしまいます。
太陽光が直接当たらない日陰で洗車すると、水分も乾きにくいのでおすすめです。
車にコーティングをかけて水の流れをよくする
日頃の保管方法と洗車のやり方を変えるだけでも、水垢の付着は減らすことができます。
さらにもう1段階水垢をつきにくくするためには、車にコーティングをかけましょう。
コーティングをすると、ボディについた水に流れができます。
[st-kaiwa6]水がそのまま地面に落ちやすくなれば、残る水分も減らせるよね。[/st-kaiwa6]
コーティングには撥水性と親水性の2種類がありますが、おすすめは親水性コーティングです。
親水性と撥水性の違いは、こちらの動画がわかりやすかったので引用してご紹介します。
車のボディだけでも水垢の付着を抑えられれば、日頃の洗車も楽ですよね。
僕は[st_af id=”15102″]の発売するGenesisシリーズを普段から使っていますが、ガラスコーティングなのに簡単にできて便利です。
ガラスに施工すると油膜がついてしまう可能性があるため、施工はボディのみにします。
ボディの水垢付着を軽減できるので、日頃の洗車の後にやっておくといいですよ。
[st_af id=”18179″]
車のガラスについた水垢・ウロコ汚れ対策【まとめ】
車のガラスに水垢がつくことは防げませんが、日頃の意識次第で付着を減らすことはできます。
日頃から定期的に洗車をして、コーティングをしておけば水垢対策は十分です。
ついた水垢を放置しておくと、あとあと取るのが大変になります。
洗車のやり方を見直して、水垢の悩みとおさらばしてくださいね。
僕が普段からやっている洗車の方法とコツをまとめてみたので、こちらもあわせてご覧ください。
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