車を高く売るために必要なことは、比較と交渉の2つ。
最低限、2社以上の業者の相見積もりと値段を上げる交渉は必要です。
両方やれば、少なくとも最初に提示された査定価格より数万円は上げることができます。
車は買う時だけではなく、売る時にこそ値段交渉は大切なものです。
この記事では、車を少しでも売るために必要な値段交渉のやり方とコツをまとめています。
元自動車ディーラーで営業をしていた管理人が、車買取の値段交渉が苦手な方向けに解説しました。
今までに一度も交渉をしたことがない人でも使えるノウハウをご紹介します。
車を高く売るために必要な3つの条件
車を高く売るために必要なことを掘り下げると、大きく分けて3つです。
ここでご紹介する3つを実践すれば、誰でも高く売れるようになります。
[st-mybox title=”車を高く売るための条件” fontawesome=”fa-list-ol” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-no st-list-border” margin=”25px 0 25px 0″]
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①と②だけでも普通よりは高く売れるようになりますが、③まで実践できればさらに高値を狙えます。
値段交渉のやり方はのちほどご紹介するので、まずはアウトラインから解説しますね。
いくつかの業者で相見積もりをする
中古車は査定する業者によって、必ず同じ金額になることはありません。
一般的な査定基準は、JAAIが定めている基準通りに査定します。
ただ、各業者によって加点評価するポイントが異なるため、車の種類や状態によって査定価格にバラつきが出てくるのです。
[st-kaiwa6]ガリバーとアップルとでも、査定価格が同じとは限らないんだ。[/st-kaiwa6]
業者によって得意とする車種などが違うため、同じ車でも査定価格は変わります。
3つくらいの業者をまわって査定すれば安心ですが、車を持ち込んで査定するのはなかなか面倒です。
カーセンサーのような車一括査定サイトを使えば、出張査定で自宅まで来てくれるので時短になります。
1度に3つくらいの業者に査定を依頼できるため、個人情報の入力も1回だけで楽ですよね。
一括査定サイトは依頼後に電話がまとめてかかってきますが、カーセンサーなら依頼する業者の数を自分で選択可能。
7社出てきても、依頼するのは3社にすることができます。
[st-mybox title=”詳細情報” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
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即決せずに10日くらいは期間をおく
買取業者やディーラーで査定すると、ほとんどのところが即決を迫ってくると思います。
他の業者と値段と比較されたらキツいため、できれば早く決めて欲しいのです。
しかし、そこで即決してしまうとあとで損をしてしまいます。
中古車の査定価格や相場は日々変動するのは確かですが、1日2日で変わることはありません。
[st-kaiwa6]最低でも1週間〜10日くらいは同じ金額でいけるから大丈夫。[/st-kaiwa6]
この金額は2日しか持ちませんと言われても、すぐに契約する必要はありません。
最低でも1週間ほどは猶予期間があるので、即決はやめておきましょう。
他の業者の査定価格の方が高くなる可能性が高いためです。
査定価格を聞いてから値上げ交渉をする
3社ほど業者で査定を依頼したら、値段を比較します。
全ての業者の値段が同じになることは通常ありません。
各業者の査定価格が出揃ったら、そこからが勝負です。
[st-kaiwa6]まずは、各業者の査定価格から高いところを2つ選ぶんだ。[/st-kaiwa6]
こちらから連絡をしなければ、業者から電話がかかってくることは少ないです。
もし電話がかかってきたら、他の業者さんで決めたと伝えれば電話がかかってくることはありません。
可能性がない人に営業するほど、営業マンも暇ではないので安心して断ってOKです。
2つの業者に絞り込んだら、それぞれの担当者と値段交渉に入ります。
【元営業マン直伝】車査定後の値段交渉のやり方とコツ
では、具体的に査定後の業者との値段交渉のやり方とコツについてご紹介していきます。
順番に交渉時のコツとポイントを説明していくので、読み飛ばしたい場合は目次をタップしてください。
該当の見出し部分までスクロールできます。
[st-mybox title=”値段交渉のやり方目次” fontawesome=”fa-list-ol” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-no st-list-border” margin=”25px 0 25px 0″]
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3つくらいの買取業者に相見積もりした前提での話になるため、依頼方法について読んでいない方はこちらを先に読んでおいてくださいね。
①営業マンの対応が良くても即決で決めない
最初に対応してくれた業者の営業マンが好印象だと、ついついそこで決めてしまう人も多いでしょう。
この人が言うなら大丈夫という安心感が結果として、損してしまいかねません。
[st-kaiwa6]親戚や身内でない限りは、基本信じちゃダメ。[/st-kaiwa6]
買取業者の営業マンの1回目の提示額は、安めに言ってくることが多いです。
そのため、1回目の提示額で決めてしまうと安い値段で契約する可能性が高くなります。
車買取でも値段交渉はできるため、言い出し値で決めるのはおすすめできません。
②他の業者の査定価格をはっきり伝えない
業者の担当者の中には、他の業者の査定価格を聞き出そうという人もいます。
具体的な金額を聞いてくる担当者がいたら、その業者はやめてください。
どこまでも値段を合わせるだけで、最低限の金額しか提示してきません。
[st-kaiwa6]おうむ返しみたい感じで、いい気分はしないよね。[/st-kaiwa6]
フェアな交渉ができない人は、値段以外でも必ずボロが出ます。
あとあとトラブルになりかねないので、交渉する業者から外した方が安全です。
③最終の目標金額は各業者の査定価格から考える
3社くらいの買取業者の査定価格を比べれば、あなたの車のだいたいの相場は見えてきます。
ほとんどの場合、値段差は5〜10万円程度くらいでしょう。
各業者と一度値段交渉した金額を整理して、査定価格が高い業者を2つに絞ります。
[st-kaiwa6]業者を絞ったら、そこから最終の詰めに入っていくよ。[/st-kaiwa6]
僕の昔の実例をもとに、最終の目標金額の設定方法を解説します。
以前に2年落ちのプリウスαを一括査定サイトで査定した時の金額です。
提示額 | 交渉後 | |
トヨタ(ディーラー) | 160万円 | 170万円 |
ガリバー | 165万円 | 180万円 |
WECARS | 170万円 | 173万円 |
カーチス | 168万円 | 185万円 |
カーリンク | 170万円 | 175万円 |
※ズバット車買取比較の一括査定サイトを利用
どの業者も、最初に言われた査定価格から値段が上がっていることがわかります。
この時に最終交渉に残した業者は、ガリバーとカーチスです。
ガリバーが180万円でもう限界という感じだったので、カーチスに交渉する時の最終目標額は180万円以上にしました。
すると、最終提示は183万円。
そこで、最終詰めて185万円まで値段を上げてもらうことに成功しました。
[st-kaiwa6]ここで、金額をはっきり伝えていなければ175万円くらいになってたかもしれない。[/st-kaiwa6]
ガリバーの提示してくれた180万円という数字があったからこそ、この交渉はうまくいきました。
このように具体的な目標金額を提示することができれば、値段交渉の成功率は上がります。
④売る気があることを伝えて、車の引き渡しが早くできると伝える
どれだけ値段を比較しても、相手に売る気が伝わっていなければ本当の値段は引き出せません。
相手も人間なので、買取できる可能性のある方が頑張ってくれます。
ここでアピールしておきたポイントは2つ。
[st-midasibox title=”アピールポイント” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- 直近で車を売る予定があることを伝える
- 契約後は早く車を渡せると言う
[/st-midasibox]
本気度を見せることで、値段の交渉は進めやすくなります。
中でも一番効果的なのは、契約後に車を早く引き渡せると伝えることです。
引き渡せる日が早ければ早いほど高く売れやすいので、強いアピール材料になります。
早く渡して車がないと困る場合は、代車を借りられるかもあわせて確認しておきましょう。
次の車の納車まで代車を貸してくれる業者は多いので、聞いてみてくださいね。
⑤値段交渉は同じ業者でも2回以上する
値段の交渉は、1つの業者につき1回だけということはありません。
営業マンの決済は通常3回あり、自分で決済できる金額はまだ安いのです。
上司の決済を経て、さらに厳しい場合は店長の決済へ移ります。
[st-kaiwa6]対面の場合は、電話で確認するというのが1つのサイン。[/st-kaiwa6]
少なくとも、営業マンが自分の権限で金額を出せなくなるまでは遠慮せず交渉を進めてOKです。
確認させてほしいというフレーズを最低2回は聞き出せたら、その金額は高いと言っていいでしょう。
⑥『今日決めてもいい』から最終の値上げ交渉へ
2回くらい値段交渉をしているなら、もう大詰めです。
2〜3回交渉していると、相手もどれが最後なのかわからないと思います。
そんな時に有効なフレーズが、『もう今日決めてもいい』です。
[st-kaiwa6]業者は早く決めてくれるのを一番望んでるからね。[/st-kaiwa6]
ポイントは今すぐ決めなくてもいいけど、あえて決めます的な印象を与えることです。
無理に早く決めるんだから、その分何とか頑張ってくださいという流れで交渉します。
交渉時のコツは、現時点の査定価格によって変わるので下記を参考にしてください。
[st-mybox title=”最終交渉の金額目安” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
- 5万円単位に合わせる
- 難しければ1〜2万
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査定価格が100万の時と10万の時で変わりますが、おおよその目安として5万円単位に合わせましょう。
192万なら195万、7万なら10万というイメージです。
5万単位の交渉ができない時は、1〜2万円で再度挑戦します。
ここまでくれば限界の金額なので、確実に損することはありません。
買取査定後の値段交渉なしで車を高く売る方法
買取業者へ査定を依頼した場合は、値段を比較して交渉しないと高く売ることはできません。
値段の比較が簡単なことは最大のメリットですが、交渉事が苦手な人には不向きです。
直接営業マンと話し合ったり、値段交渉をするのはある程度の慣れが必要。
そんな時は、業者とのやり取りや交渉なしでも査定価格が上がるオークションがおすすめです。
複数の業者とやり取りなしで高額査定を狙うなら
画像引用:カーネクスト公式サイト
カーネクストは、電話のやり取り1社だけで一括査定並みの高値が狙えます。
ガリバーなどと同じく、中古車オークションの相場価格をもとに買取額を算出するためです。
しかも、電話査定なので電話口で売却までできるという仕組み。
[st-kaiwa6]一括査定みたいに各業者の査定を待つ必要ないから時短もできる。[/st-kaiwa6]
今や一括査定は古いという時代に移行しつつあります。
もちろん、全て無料で利用できるので言うことなしですよね。
使ってみた感想やレビューは、『カーネクストの評判を調査|しつこいという口コミはなくスムーズで使いやすかった』をご覧ください。
買取業者からしつこく契約を迫られた時の対処法
営業マンによっては、しつこく契約を迫ってくる人もいます。
しつこい営業マンの対処は断ることが基本なので、いくつか断り方のバリエーションを持っておきましょう。
断ってもダメな場合の対策も含めて、ご紹介します。
『他社で契約した』と伝える
一番効果的な断り文句は、もう他で決めたと言うことです。
他の業者で契約したと言ってしまえば相手はどうもできませんよね。
この時、他の業者で決めようか悩んでいると言うのはNGです。
[st-kaiwa6]まだ決めてないと思われると、よりしつこくなるかもしれない。[/st-kaiwa6]
相手の営業マンを見て判断するしかありませんが、がっついてきそうな人ならスパッと断ってください。
あとあと連絡が続くと面倒ですし、そういった業者は査定価格も期待できないことが多いです。
自分には決定権がなく決められないと言う
契約してしまったとまで言えない方向けに、おすすめフレーズが決定権の話です。
どれだけいい条件を言ってくれても、自分では決められないと言えば期間を伸ばせます。
妻がオッケーしないと決められないなど、見えない決定権者を作り上げてください。
[st-kaiwa6]僕はいいと思ってるんですけど、妻がどうしても…。みたいな感じで。[/st-kaiwa6]
嘘の決定権者を作っておくことで、嫌な言葉やイメージを転嫁することができます。
相手は決定権者と会うこともないため、悪いイメージを定着させてください。
怖そうなイメージを与えることで、しつこさはなくなります。
車売却消費者相談センター(JPUC)に相談する
画像引用:JPUC(車売却消費者相談センター)
何もやっても何を言ってもまだしつこい場合の対処法は、ただ1つ。
消費者相談センターへの連絡です。
車買取業界では、JPUCという車売却消費者相談センターがあります。
JPUCは、キャンセルや査定後の減額・買取時の勧誘などを取締る第三者機関です。
[st-kaiwa6]ちなみに、評判が高いカーセブンは数少ないJPUCの認定業者なんだ。[/st-kaiwa6]
カーセブンは、オリコンの顧客満足度調査でも毎年上位にランクインしている業者です。
僕自身もカーセブンでの売却経験がありますが、対応がよくて他の業者と比べてもずば抜けていました。
カーセンサーで依頼した時の体験談は、別記事にまとめたのでご覧くださいね。
[st-card myclass=”” id=24 label=”” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on”]
車を高く売る値段交渉術【まとめ】
車は、値段を比較するだけが高く売るコツではありません。
査定した後の値段交渉こそが、車を高く売れるかどうかの瀬戸際なのです。
値段を比べてさらに交渉をして、マックス近い金額まで値段を上げることができます。
まずは、即決せずに最低でも3社くらいの業者で査定をしてください。
その後の値段交渉は、この記事でご紹介したポイントを参考に挑戦すればOKです。
値段交渉が苦手な方は、カーネクストを使えば買取業者とのやり取りもいりません。
一括査定サイトのように大量の電話がかかってこないので、その点も安心です。
[st-mybox title=”詳しく見る” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-border st-list-check” margin=”25px 0 25px 0″]
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