4人家族になると、大きい車じゃないとキツいってまわりからよく言われます。
でも、僕はそうは思いません。
長年5人乗りのステーションワゴンに乗っていましたが、4人家族なら問題はありませんでした。

4人家族とコンパクトカーについて真剣に1時間ほど考えてみました。
この記事では、4人家族でコンパクトカーが使えるかと選び方、おすすめの車種をまとめています。
車の乗り換えで損しない心構えについても解説しているので、乗り換え検討中の方は読んでみてください。
ムダのない4人家族向けの車選びの知識が身につきます。
4人家族ならコンパクトカーは使い勝手がいい
4人家族だからといって、コンパクトカーが狭かったり使えないということはありません。
5人乗りで荷物も積めるので、普通に問題なく乗れます。


コンパクトカーは維持費と使い勝手のバランスが今の時代にぴったりマッチしています。
コンパクトカーのいいところ
- 燃費がいい
- 普通によく走る
- 小回りきくのに室内も程よく広い
燃費がいいのと、室内の程よい広さは4人家族で使うならむしろちょうどいいレベルです。
それでいて、税金関係や維持費も安いので使えないことはありません。
コンパクトカーは大人4人でもゆったり乗れる
そもそもコンパクトカーは普通車なので、5人乗れます。
排気量も1500ccほどの車が多く、4人乗って坂が登らないとか走行性能が悪いわけでもありません。
軽自動車だと、後部座席にチャイルドシートを2つおくと真ん中に座ることはできないですよね。
でも、コンパクトカーならチャイルドシート2つ並べてもまだ間に余裕もできます。


ミニバンに比べると横幅は少し窮屈ですが、慣れればそんなに問題ではありません。
前席に大人が2人座れば、後部座席はチャイルドシートを2つ置いてもゆったりできます。
最近のコンパクトカーは後部座席が広い
昔のコンパクトカーは、車の作り上後部座席の真ん中がぽっこり出ていました。
しかし、最近のコンパクトカーは後部座席がフラットになっています。
床に合わせてシート形状も平らなタイプが多いので、後部座席の3人乗車も可能です。


床がフラットになっているだけで、かなりの余裕が生まれます。
チャイルドシートをつけたとしても、それなりに乗れるところが魅力です。
荷室にベビーカーを積んでも広い
荷室が狭いということもなく、ベビーカーも余裕を持って積めます。
長いものを積む時は後部座席をたためば、荷室空間は広いです。
コンパクトカーでも、普段の買い物使いでも十分な広さはあります。
4人家族でコンパクトカーで不満に感じる時は3つ
では、反対に4人家族でコンパクトカーが不満に感じる時はどんな時でしょうか?
普段使いであればストレスに感じることはありませんが、下記の3つの条件時はストレスを感じやすいです。
ストレスを感じやすい時
- 旅行やアウトドア用途中心の場合
- フル乗車での高速走行
- たまに祖父母が乗る場合
回数が少ないなら問題ありませんが、普段の生活で多い時は要検討です。
旅行やアウトドア用途中心だと荷物の積載面が不安
コンパクトカー4人乗りは普段乗りなら問題はありませんが、旅行となると少し手狭になります。
4人分の荷物がラゲッジスペースに積みきれない場合があるため、旅行使いには不向きです。


旅行に行くことが多い家庭だと、コンパクトカーでは不満が出てくるかもしれません。反対に年1回くらいしか旅行へ行かないなら、コンパクトカーでも十分だと言えます。
コンパクトカーは4人乗った状態だとスペースは広いですが、その分ラゲッジスペースが狭くなっています。
4人フル乗車だと長時間の高速走行は少しキツイ
コンパクトカーの排気量は1000〜1500ccとなっており、普通に走るのであればスイスイ走ります。
1〜2人であれば、坂道が続いてもそれほどストレスを感じることはありません。
ただ、4人か5人がフル乗車の状態で長時間乗っていると加速にもたつきを感じることがあります。


80〜90kmくらいで走行しているなら問題はありませんが、坂道が続いたりトラックを追い越す時はストレスを感じやすくなります。
距離が離れた実家へ帰る時の長時間運転など、乗る回数が多い時はシュミレーションしておきましょう。
実際に試乗する時に荷物を積んでみると、イメージがつかみやすくなります。
たまにおじいちゃんやおばあちゃんを乗せる時は後部座席が狭い
じいじかばあばどちらか1人を一緒に連れてお出かけする場合、コンパクトカーでは少し手狭です。
前席は大人2人が座れば問題ありませんが、後部座席にチャイルドシート2つと大人1人はなかなか狭いもの。
実際、我が家でもそんな時がありました。ただ、後ろの席は細い女性でないとキツかったです。


買い物やチョイ乗りであれば大丈夫ですが、30分以上乗る場合はキツイかもしれません。
じいじばあばと一緒にお出かけする時は、コンパクトカー1台では狭いです。
面倒ですが、2台で出かける必要がありました。
4人家族のコンパクトカー選びは「予算」以外に「使い方」も考えて決める
4人家族用のコンパクトカーを選ぶ時は、ミニバン的にも使える車を選ぶとより長く乗ることができます。
具体的に下記の3つが揃っていると、確実です。
- スライドドアつき
- 室内が高い
- 低床フロア
ここから、4人家族で使うコンパクトカーの選び方や基準をご紹介します。
普段の使い方によってミニバン系かハッチ系かを決める
コンパクトカーと言っても、2つのタイプがあります。
ミニバン系なのかハッチバック系かは、あなたが普段どんな感じで使うかで決めましょう。


休みの日に出かけることが多いなら、ミニバン系の方がおすすめです。
ミニバン系だと後部座席を付け足して3列にすることもできます。
祖父母を一緒に乗せて出かけることもできるので、使い勝手は抜群です。
ただ値段が高いため、予算を抑えるならハッチ系を選ぶというのもアリだと思います。
子供が小さい場合はスライドドアの車を選ぶ
子供が2人いる時点で、ハッチドアよりはスライドドアの車を選んだ方がいいです。
家族構成にもよりますが、子供は僕たちの予想を上回るような行動をします。
突然ドアを開けたり、飛び出したり、危険なこともたくさんしますよね。
そんな時にスライドドアなら、隣の車にぶつかる心配もなく狭いところでも安心です。


子供をチャイルドシートに乗せる時も、開口にゆとりができます。
ハッチドアだとドアのことを気にしながらで大変ですが、スライドドアならその心配もありません。
長距離を乗ることが多いならハイブリッドカーの方がいい
最近のコンパクトカーは、ガソリン仕様かハイブリッドかどちらのパターンも選べます。
車を乗る距離が多い場合は、燃費で有利になるためハイブリッドタイプを選びましょう。
年間走行距離が15000kmを超えるなら、ハイブリッドカーの方が維持費を節約できます。


ハイブリッドカーは買う時の値段が高いものの、税金やガソリンなど維持費の面では安く抑えられます。
維持費のことについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
-
ハイブリッド車はお得?|購入後の維持費をガソリン車と比較
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室内高が高いと使い勝手もいい
スライドドアと同様に、室内高にゆとりがある車も子育て中には大切なポイントです。
車内で子供の世話をする場面も出てきますし、車の中に乗り込む時もよくあります。


室内が高い車なら、雨の日でも車の中に乗り込んでゆっくりとチャイルドシートをつけることができます。
子供が小さいうちは、オムツ替えにも便利です。
最近では、ミニバンでなくても室内高が高い車がたくさん出てきています。
場合によっては、軽自動車の方がおすすめな場合もあるほどです。
4人家族でも使えるコンパクトカーのおすすめ車種
家族以外に、たまに祖父母を乗せてお出かけする場合はコンパクトカーでもミニバンタイプが便利です。
ミニバンと言っても1500cc未満でコンパクトカー。
なので、年間の維持費も安く、燃費もリッター20kmくらい走って安く抑えられます。
- 自動車税は年間34500円でおさまる
- 室内も高くゆったりできる
- スライドドアつき
この基準でおすすめ車種を4つ選びました。
中古車のデータは、カービュー中古車相場から引用しています。
トヨタ シエンタ
燃費(ガソリン) | 20.2km/L |
新車価格 | 1,689,709円〜 |
中古車相場 | 109.5万円 |
中古車平均距離 | 43,547km |
おすすめ度 |
シエンタは1.5Lのガソリンとハイブリッドモデルがラインナップされています。
コンパクトカーながら3列シート設定のミニバンタイプです。
燃費もガソリン車で15.4~20.2km/L、ハイブリッド車なら27.2km/Lとかなりの低燃費となっています。
3列目シートを床下に格納でき、トランクスペースを広くとれるところもおすすめです。
3列目は大人が乗るには狭いですが、フルフラットに格納できます。


排気量がコンパクトカーギリギリの1500ccで、高速走行もそれなりにキビキビ走ってくれます。
シエンタを詳しく調べる
ホンダ フリード
燃費(ガソリン) | 19.0km/L |
新車価格 | 1,880,000円〜 |
中古車相場 | 110.1万円 |
中古車平均距離 | 53,576km |
おすすめ度 |
5ナンバーサイズながら7人乗りのミニバンと言えばフリードです。
シエンタと比べて3列目シートが大きめで、大人でもわりとゆったり乗れます。
祖父母を乗せてお出かけする4人家族には、便利な車です。


5人乗ってもトランクスペースもそれなりに広く、ベビーカーなどの大きい荷物でも楽々積めてアウトドア用途にも使えます。
コンパクトカークラスの中では人気がありますが、値段帯も高めなので最初に予算を考えてから判断してください。
フリードを詳しく調べる
スズキ ソリオ
燃費(Mハイブリッド) | 27.8km/L |
新車価格 | 1,459,080円〜 |
中古車相場 | 123.3万円 |
中古車平均距離 | 29,798km |
おすすめ度 |
スズキのソリオは、キューブに似た箱型のコンパクトミニバン。
コンパクトミニバンの中で1番室内長が長く、室内が広いことが特徴です。
ソリオの後部座席はスライドドアで、リアシートのリクライニング量が大きいのも嬉しい点。
荷室も広く、後部座席を倒せば26インチくらいの自転車まで積むことができます。


排気量が1200ccと少し小さめなので、高速など4人フル乗車になると坂がきついかも。
ただ、あまりに走らなくてストレスになることはありません。
中古車でも人気があるので、年式や距離の基準を少し緩くして探せば、お宝在庫も見つかりやすくなります。
ソリオを詳しく調べる
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4人家族のファミリー向けコンパクトカー【まとめ】
4人家族でもコンパクトカーを使っている家庭はたくさんあります。
本当に必要かどうかを考えると、コンパクトカーで不満になるところはそれほどありません。


ミニバンを検討するのは、本当に狭くなった時でいいかもしれません。
車の乗り換えには購入時だけでなく、維持費も必要になってきます。
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カーリースの特徴やデメリットからリース会社の違いを比較してみたので、参考になさってください。
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