高齢者が車に乗り降りするのは僕たちが思っている以上に大変です。
乗り降りしやすい車選びも大切ですが、車だけではまだ不十分な場面もあります。
乗り降りを支えるグッズがあれば、車に乗る負担も減らせると考えました。

今まで車に乗りたがらなかったうちのおばあちゃんが、少し車に乗れるようになりました。
効果があったグッズを厳選してご紹介します。
今回ご紹介するグッズがあれば、ちょっとの出費で高齢者の方の乗り降りが楽になります。
高齢者が辛いのは車の乗り降り
うちのおばあちゃんがそうですが、高齢者の方は車の乗り降りがかなりの重労働になります。
厳密に言うと、立つ・座るの繰り返しが負担となります。
特に足が悪い高齢者の方は、その動きだけで痛みを感じてしまいます。
車の乗り降りはその動作が多く、相当なダメージを与えてしまいます。
ここが負担
- 足を上げる
- 体を持ち上げる
- 座る・立つ
これらの動きを少なくしてあげることができれば、高齢者の車の乗り降り時の負担は減らせます。
高齢者の車の乗り降りを助けるグッズ
高齢者の車の乗り降りを助けるグッズをいろいろ調べたので、ご紹介します。
だいたいの商品が5000円以内で買えるので、ぜひ試してみてください。





乗り降り時の補助レバーになる『オリレバー』
オリレバーは、簡易的に乗り降り時のフックを作ることができます。
車のドアを開けたところにあるドアストライカーと呼ばれるフック部に引っ掛けるだけです。
耐荷重は155kgもあるので、信頼性は抜群です。
取っ手部がラバーになっているため、握りやすく手が滑る心配もありません。
また、補助レバーだけでなく緊急時にも使える機能が付いています。
緊急時に使える機能
- ハンマーになるから、窓ガラスも割れる
- カッター付きでシートベルトが切れる
室内で取っ手になる『シートグリップ』
シートグリップがあれば、車に乗り込んだあとの負担を減らすことができます。
座席に座る時に急に沈み込んだりすると、高齢者には良くありません。





また、シートから立ち上がる時も取っ手がない車もあります。
そんな時でも、シートグリップがあれば楽に立ち上がることができます。
荷物掛け用のフックがついている車は多いですが、そのフックを支えにすることはできません。
しかし、シートグリップなら耐荷重も計算されていて、つかむことができるので安心です。
体の向きを変えやすい『回転クッション』
高齢者にとって、負担になるのは立つ・座るだけではありません。
腰が痛い高齢者の場合は、体の向きを変えることも重労働となります。
回転クッションは、前向きに座った状態から横向きに姿勢を動かすのをスムーズにします。
体をひねる時に、腰を痛めてしまっては困りますよね。
その回転動作を助けてくれるのが、このクッションです。
クッション自体が回転してくれるので、自分の力で体をひねる必要がありません。
腰が痛い高齢者の方には必須アイテムです。
乗車サポートに便利な『車用つり革』
車の乗り降り時に支えとなるつり革です。
シート上のグリップ部にひっかけて使うもので、通常のグリップを手の届く位置へ動かすことができます。
値段が安いので、とりあえず試してみたいという方にはいいかもしれません。
ただ、電車のつり革と違って耐久性はそれほどないので、使用前には確認が必要です。
耐荷重も決まっていないため、あくまで補助用と考えておくのがベストです。
乗り降りの段差を減らす『ロータイプの踏み台』
踏み台というと、普通は台所や室内で使うものというイメージがありますよね。
でも、足が上がりにくい高齢者の車の乗り降りには踏み台は便利です。
通常の踏み台は30cmくらいあるので、乗り降り時のサポートには不向きです。
この踏み台なら高さは14cmしかないので、車の乗り降り時にも使えます。
後部座席の下がフラットな車なら、乗ったあとの足置きとしても使えます。





車だけでなく室内でも使うことができるので、1つ持っておくといろんな場面で重宝します。
高齢者の車の乗り降り時に役立つグッズ【まとめ】
高齢者は僕たちが思っている以上に普通の動作がおっくうです。
当たり前に見ていると、気づかないこともあるので、動きを観察してあげましょう。
高齢者をよく乗せるなら、サポートグッズだけでなく、車選びも重要です。
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