高齢者にとって、車の乗り降りは僕たちが思う以上に重労働です。
足や腰が痛いお年寄りは、立ったり座ったりする当たり前の動きをするだけでも負担になります。
うちにも80代後半のおばあちゃんがいますが、最近は車に乗せてあげるのにもかなり気を遣います。
今まで普通に乗れていたのに、年を重ねるごとに足腰が弱くなってきて動くのが辛いと言っていました。
この記事では、実際に私のおばあちゃんの体験をもとにお年寄りでも乗り降りしやすい車の選び方をご紹介します。
コンパクトカー・ミニバンからSUVまで高齢者に優しいおすすめの車種もまとめました。
70歳以上の高齢者は運転免許返納がベター
個人的には、70歳を超えた高齢者の運転はやめてほしいです。
世間でも高齢者の運転する車の事故の報道が増えてきています。
ニュースを見ていても、70歳以上の方が事故を起こしていることが多いですよね。
[st-kaiwa6]自分の不注意で孫を死なせてしまうとか、辛すぎる。[/st-kaiwa6]
一番かわいがっている祖父が、孫を巻き込んでしまう事故も起きています。
23日午後5時35分ごろ、青森県八戸市市川町の市道で、近くの会社員山本芳治さん(60)運転の乗用車が孫の保育園児柚樹(ゆずき)ちゃん(4)をひいた。柚樹ちゃんは病院に運ばれたが、肝臓が破裂し、約2時間半後に死亡が確認された。
青森県警によると、山本さんは、柚樹ちゃんを保育園に迎えに行き、帰る途中だった。柚樹ちゃんと同乗者が公園に寄るため、市道脇に停車して左の後部ドアから降りた際、柚樹ちゃんが転倒。山本さんはそのまま発進し、車の左後輪でひいたという。
引用:朝日新聞
万が一、自分の家族に同じことが起きたらと思うと、想像するのも怖いです。
[st-mybox title=”危険なサイン” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#ef5350″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
- こすったり、ぶつかることが増えた
- 視力が落ちてきた
- 眠気を感じることが多い
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どうしても車がないと生活できない環境以外なら、免許を返納するのも選択肢です。
都道府県によって違いますが、バスやタクシー・レジャー施設が割引になったりします。
腰痛や足の悪い高齢者が乗り降りしやすい車の条件
腰痛がひどかったり、足の悪い高齢者が乗り降りしやすい車の条件は3つあります。
答えから言うと、シートが車の外まで迎えに来てくれる福祉車両です。
この3つの条件をより詳しく掘り下げていきたいと思います。
実際にうちのおばあちゃんに話を聞いてみました。
車の乗り降り時に足を高く上げなくてもいい
高齢者の方は足を上げることが困難で、日常生活でも足を上げることを苦痛に感じます。
おばあちゃんに聞いてみると、
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- 階段の上り下り
- 段差の通行
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この2つは特に辛いとのことで、一番大変なのは「階段の上り下り」でした。
車も階段同様に、普通は足を上げないと乗り込むことができません。
できるだけ足を上げなくてすむのが、高齢者にとって最良の条件です。
つかめる支えや取手がある
足腰が悪いと、自分の体重をうまく支えられないことがあります。
杖をついている人も多く、うちのおばあちゃんも普段から杖は必需品だそうです。
自分の体を支える当たり前のことが、高齢者の方にとってはかなりの負担となります。
[st-kaiwa6]フックや取手など、つかまれる場所があるだけで安心感が違うんだって。[/st-kaiwa6]
逆に持つところがないと、バランスを崩してしまう危険もあります。
腰曲げの回数が少ない
車の乗り降り時、腰曲げする回数が少ないことも大切な指標です。
乗り込む・座る・降りるなど、腰を曲げることは避けられません。
しかし、その回数が少なければその分負担も減らすことができます。
[st-kaiwa6]おばあちゃんの乗り降りを見ていて、一番辛そうだったのがシートに座る時と降りる時。[/st-kaiwa6]
シートへ座る時と立ち上がる時は、かなり負担がかかります。
ここの負担を簡単に減らせるのが、次にご紹介する助手席回転シートやサイドリフトアップ車です。
助手席回転・サイドリフトアップ車なら間違いないけど、値段は…?
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助手席回転シートを搭載した車は、通常「福祉車両」と呼ばれます。
トヨタならウェルキャブと呼ばれていますが、トヨタ以外のメーカーからも福祉車両は購入可能です。
福祉車両の値段をコンパクトカーのフィットと、ミニバンのノアで調べてみました。
車種 | 通常 | 福祉車両 | 値段差 |
フィットBASIC | 1,557,600円 | 1,717,100円 | 159,000円 |
ノアX 8人乗り | 2,556,400円 | 2,647,000円 | 90600円 |
調べてみて思ったのが、福祉車両は想像していたよりも高くはないということです。
福祉車両と聞くと30万円くらい上がるのかと思っていました。
しかし、ノアなら10万円未満の追加で買えてしまうので驚きです。
さらに、あとでご紹介する補助金も使えばさらに安く買えます。
助手席回転・リフトアップ仕様のおすすめ車種
高齢者に負担が少ない車の条件を満たすのは、助手席回転シートやリフトアップ仕様の車です。
ここでは、車の形状別に福祉車両の設定がある車をご紹介します。
全メーカーの福祉車両の設定は、下記の一覧表にまとめました。
高齢者の乗り降りを中心に考えて、車椅子やスロープ設定は除外しています。
メーカー別福祉車両の一覧表
トヨタ |
ホンダ | 日産 | マツダ | スバル | 三菱 | スズキ | ダイハツ | |
アクア | プリウス | N-WGN | ノート | MAZDA2 | インプレッサG4 | デリカD:5 | ワゴンR | タント |
アリオン | プリウスPHV | フィット | セレナ | CX-5 | XV | ワゴンRスティングレー | ムーヴ | |
シエンタ | プリウスα | シャトル | ルークス | シフォン | アトレー | |||
ヴォクシー | ルーミー | フリード | エルグランド | ステラ | ||||
ノア | アルファード | ステップワゴン | エクストレイル | |||||
プレミオ | ヴェルファイア | オデッセイ |
※スマホは右へスクロールできます
各車種の値引き情報については、こちらに詳しくまとめてあるので参考になさってください。
福祉車両でも同様の値引き額での交渉は可能です。
【コンパクトカー編】助手席回転シート車
コンパクトカーの福祉車両の中でも、特に使い勝手がよく値段も安い車種を厳選してご紹介します。
ホンダフィット・フリード
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ホンダのコンパクトカーで福祉車両なら、フィットかフリードがおすすめです。
普段使いの広さにもゆとりがあり、祖父母を乗せる時も窮屈さがありません。
フリードは、助手席と2列目の座席がリフトアップする仕様を選べます。
車椅子専用のスロープ車両の設定もあるので、用途に応じて選んでください。
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トヨタシエンタ
シエンタには、助手席回転チルトタイプと手動の車椅子収納装置付きタイプがあります。
座面と背もたれがチルトするので、高齢者のみならず乗り降りは楽です。
回転は手動ですが、座面の角度も普通のシエンタと同じなので滑りにくいところがポイントです。
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日産ノート
ノートには、助手席回転タイプと助手席スライドアップ仕様があります。
回転タイプは助手席が車外へ回転するだけですが、スライドアップ仕様では電動でシートが上下可能。
座るだけで乗り降りする必要はありません。
ワイヤレスリモコン付きなので、手作業が不要なところも魅力です。
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【ミニバン編】回転シート搭載車両
ミニバンには、助手席リフトアップ仕様と2列目のサイドリフトアップ仕様が中心です。
車種によって車椅子のまま乗り込めるスロープタイプの設定もあります。
ここでご紹介するミニバンは、全て助手席リフトアップ・サイドリフトアップ・車椅子スロープの設定がある車です。
アルファードなどの大型ミニバンは、車椅子スロープ設定はありません。
トヨタノア・ヴォクシー
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トヨタのミニバンで福祉車両の種類が一番多いのが、ノアとヴォクシーです。
助手席リフトアップは、回転からチルト・スライド・リクライニングまで電動で操作が可能。
アームレストもついているので、乗り降り時の支えも問題ありません。
車椅子のまま乗り降りできるスロープタイプの設定もあります。
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日産セレナ
セレナは標準的な助手席スライドアップや2列目スライドアップの他にも、いろんな仕様があります。
車椅子自体を電動でリフトアップするチェアキャブリフタータイプや、2列目にステップが出てくる送迎タイプなど種類が豊富です。
ステップもオートとロングタイプが選べるなど、細かい設定も選べます。
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ホンダステップワゴン
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ステップワゴンは、助手席リフトアップ・2列目サイドリフトアップ・車椅子スロープの3タイプがあります。
リフトアップ操作は電動で、操作は簡単です。
ボディの操作板とリモコンでも操作ができるので、状況に応じて使い分けもできます。
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【SUV編】回転シート搭載車両
SUVは車高が高く、高齢者には厳しいと思ってしまいがちです。
確かに普通のSUVは私たちでも乗り降りは大変で、高齢者になればさらに苦痛でしょう。
しかし、SUVにも回転シートが設定される福祉車両がありましたのでご紹介します。
日産エクストレイル
エクストレイルには、助手席リフトアップ仕様のみが設定されています。
操作は全て電動で、乗車後のリクライニングやチルトもリモコン操作が可能です。
リモコン操作ができるので、高齢者でも1人で微調整できるところは魅力と言えます。
かなり低い位置までシートが迎えに来てくれるので、車高を心配する必要はありません。
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マツダCX-5
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CX-5もエクストレイル同様、助手席リフトアップ仕様があります。
ボディとリモコンどちらでも操作が可能で、止めたいところでボタンを離せば着座位置を調整可能です。
出入り口側にアームレストがついているので、支えもあり乗り降りしやすくなっています。
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スバルXV
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XVはウイングシートという助手席リフトアップ仕様が設定されています。
他メーカーと同じく、リモコン操作で電動なので操作は簡単です。
オプションで胸部サポートベルトの設定もあります。
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福祉車両を買うメリット・デメリット
福祉車両は普通のグレードを買うよりも多少値段が高いですが、購入時は税制面で優遇されるので普通の車よりもお得に買うことができます。
現時点で福祉車両が優遇される代表的な項目をまとめました。
車両購入時だけでも優遇される点は多いですが、車の維持に関しても優遇されるところが福祉車両のメリットです。
[st-midasibox title=”ウェルキャブのメリット” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- 消費税が非課税になる
- 自動車取得税が減免される
- 自動車税が減免される
- 自動車購入資金の貸付制度がある
[/st-midasibox]
[st-kaiwa6]駐車禁止エリアに停車できたり、駐車場や高速の割引も受けられるんだ。[/st-kaiwa6]
昔は福祉車両はかなり値段が高かったのですが、高齢化が進む現在は車の値段も下がってきています。
普通のグレードより10万前後の追加で買える車種が多いので、目立つデメリットはありません。
詳しくはトヨタのサイトをご覧ください。
福祉車両以外で高齢者が乗り降りしやすい車の選び方
先にご紹介した回転やリフトアップ機能がある車が一番ですが、普通の車で何とかしたいという方もいるはずです。
そんなあなた向けに、福祉車両以外で高齢者が乗り降りしやすい車の選び方をご紹介します。
高齢者が乗り降りしやすい車にあると嬉しい装備や条件は6つ。
全てなくても問題ありませんが、あればあるほどお年寄りには優しい車と言えます。
[st-mybox title=”高齢者が乗りやすい車の特徴” fontawesome=”fa-list-ol” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-no st-list-border” margin=”25px 0 25px 0″]
- 低床フロアでステップが低い
- シート位置が低すぎない
- 乗り降り口が広い
- 室内高が高い
- 乗り降り時につかめる取っ手がある
- 電動スライドドアがついている
[/st-mybox]
これらを満たしたおすすめ車種は、こちらの記事をご覧ください。
[st-card myclass=”” id=14593 label=”関連記事” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on”]
低床フロアでステップの位置が低い車
どんな元気なおばあちゃん、おじいちゃんであっても乗り降り口が低いことは何よりも正義です。
お年寄りでなくても、ステップが低い方が乗りやすいですよね。
それが、高齢者ならなおさらです。
[st-kaiwa6]スポーツカーは低いけど、降りる時よいしょってなるよね。[/st-kaiwa6]
ただ低いだけではダメで、乗車位置の高さも重要なポイントです。
シートが硬くて腰が沈まない車
車に乗り込んだ時のシートの高さも重要です。
座面が沈み込むと、腰への負担が大きくなります。
[st-kaiwa6]乗り込んでから重心が低くなる車は、降りにくいからね。[/st-kaiwa6]
座ったり立ったりする動作は高齢者にはかなり負担になります。
特に腰の弱いおばあちゃんやおじいちゃんの場合は、シート位置の高さも考えてあげましょう。
ドアの開口間口が広い車
画像引用:ダイハツタント車種情報
ドアを開けた時の広さが狭いと、乗り降りする時に腰を曲げなければいけません。
お年寄りには、ドアを開けた時に広々した空間がとれる車が適しています。
昔乗っていたBMWのワゴンは、おばあちゃんが乗りにくかったと話していました。
[st-kaiwa6]乗った時に沈むし、ドアの間口も狭かった。。[/st-kaiwa6]
最近の車は改善されているものが多いですが、少し前の車の場合は注意が必要です。
[st-mybox title=”高齢者に不向きな車” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#ef5350″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
セダン、ステーションワゴン、昔の軽自動車、スポーツカー
[/st-mybox]
昔の軽自動車は最近の車に比べて、車高が低めに作られています。
年式の古い軽自動車も、お年寄りにとっては乗り降りがしづらいので避けましょう。
車に乗り込むときに腰曲げしなくてもいい室内が高い車
高齢者が乗り降りしやすい車の条件は、乗り降り口のステップの高さだけではありません。
車内に乗り込んでからの室内の高さも気にしておきたいポイントです。
室内高が高い車はしゃがむ必要がないため、腰曲げが少なくて楽。
乗り込む時や乗った後、座るまでの動作全てが高齢者の方にとっては重労働です。
[st-kaiwa6]乗ってからしゃがまなくていいのは楽って言ってたよ。[/st-kaiwa6]
お年寄りの平均身長150cmくらいとすると、室内高130cmあれば楽に乗れます。
アルファードなどの大型ミニバンなら室内高は1.6mもありますが、そこまでなくてもいいかなと言う感じもしますね。
アシストグリップがある車
画像引用:トヨタルーミー車種情報
お年寄りが乗る車には、後部座席へ乗り込む時につかめる取っ手(アシストグリップ)があると便利です。
ステップを上がった時の体の支えにもなる足の負担を大きく減らしてくれる嬉しい装備です。
お年寄りだけでなく、小さい子供の乗り降り時も便利。
[st-kaiwa6]車についてない場合は、『車の乗り降り時にあると嬉しいグッズ』で代用できます。[/st-kaiwa6]
車って不思議と乗った後につかまったりできる手すりやフックのようなものがついていない車種が多いです。
座っている時には天井あたりに持っておく手すりどんな車でもついています。
でも、わざわざ車に乗る時にあの場所のフックに手をかけることはないですよね。
そういった意味でも乗り降りする場所に取っ手があると、高齢者にはかなり喜ばれます。
電動スライドドアが付いている車
高齢者にとって車のドアの開け閉めも大変な作業です。
我が家でも、よっこいしょと声を出してドアを閉めている光景をよく見かけます。
声を出してすると言うことは、何か勢い付けてしているということです。
決して楽にできているというわけではないんですね。
[st-kaiwa6]電動スライドドアだと、ボタン押すだけだからお年寄りでも楽ちん。[/st-kaiwa6]
ボタンを押すだけですし、運転席から開け閉めしてあげることもできて便利です。
高齢者が乗り降りしやすい車【まとめ】
高齢者が乗り降りしやすい車は、シートが回転したりリフトアップができる福祉車両です。
昔は高かったのですが、最近は値段も下がってきていて値段差は10〜20万まで安くなりました。
それだけ高齢者を乗せる需要が増えているということがわかります。
税制面でも優遇されるので、身近に足腰の弱いおじいちゃんやおばあちゃんがいる場合は検討してもいいかもしれません。
少しでも安く買うための値引きについては、車種ごとに毎月の値引額を更新しています。
あわせて参考になさってください。
[st-mybox title=”メーカー別の値引き情報” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-border st-list-circle” margin=”25px 0 25px 0″]
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