軽自動車が高速を走るのに適していないというのは今や時代遅れになってきました。
最近の軽自動車は走行性能も格段に上がってきており、選ぶ車によっては普通車をしのぐほどゆとりのある走行ができるようになっています。
この記事では、高速でも走れる軽自動車の選び方と長時間乗っても疲れにくい軽自動車をご紹介します。
高速道路での燃費のことについても解説しています。
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軽自動車で高速や長距離を快適に乗るならターボつき!
当たり前ですが、軽自動車で高速を走るのって結構大変です。
回転数がギュイーンって上がるので体感速度も速くなってしんどいものです。
ターボ車は、普通のエンジンに比べて燃料を効率良く燃やすことができる仕組みのことで、何よりも『高出力』が売りです。
ターボチャージャー(英: turbocharger)は、排気の流れを利用してコンプレッサ(圧縮機)を駆動して内燃機関が吸入する空気の密度を高くする過給機である。
引用:Wikipedia
簡単に言うと、取り込む空気をぎゅっと圧縮することによって出力される馬力を高めているということです。
わかりやすい例を1つ。ホースで水を出す時、普通に出すのと先をぎゅっと押さえると出てくる水が強くなりますよね。
通常のホースの水圧(ノンターボ)
水圧を強くした時(ターボ)
ターボ車は高回転までエンジンが回りやすくなるため、少ないガソリンで燃焼効率を上げることができます。
つまり、アクセルをふかした時にガソリンの消費を少なく抑えることができるので、結果として低燃費につながります。

無理に回転を上げることを減らせるので、ガソリンの燃焼効率が上がり、エンジンにも優しい構造がターボです。
特に高速走行ではアクセルをがっつり踏み込む必要があるため、ターボの加速性能がものを言うというわけです。
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高速道路での軽自動車の燃費と回転数の関係は?
軽自動車で高速に乗ると、回転数が高くなってつらいというイメージがありますよね。
事実、排気量が660ccしかないので、仕方ありません。
しかし、昔のモデルと今の軽自動車を比べると、回転数まわりはパワーアップしています。





変速比とタイヤ径から計算した数値を元に計算。
高速で軽自動車がつらいというのは、回転数が上がった時の振動や騒音が中心です。
しかし、今発売されている軽自動車は、高速運行時でも2500rpm以下で走れる車がほとんどです。
つまり、昔に思っていたような騒音や振動はほぼ感じないということです。
燃費についても、急激な加速ばかりしなければ、ガソリンの消費は少なく抑えることができます。
車で一番燃費に悪いのは、発進時の加速。
市街地のようにストップ&ゴーが続く環境ではないため、高速道路で大幅に燃費が下がることはありません。
高速でもよく走る・しっかりした軽自動車の選び方


高速でも走れる軽自動車を選ぶ基準
一般道を走るのと違い、高速を走る軽自動車は選ぶ基準が変わってきます。
走る性能と長時間乗れる構造になっていることの2つが重要なポイントとなります。
ターボ付きの設定がある車
ノンターボ車でも高速を走ることはできますが、高速を乗るときや追越車線を走る場合に加速性能が不安になります。
そのため、高速走行にはターボがついている車が最適です。
ターボ車はアクセルを踏み込んだ時の加速性能が段違いで、急な割り込みなどの時にも安心です。
値段は高めですが、高速を走るならあって損はない装備です。
シートが固く腰が沈まない車
高速を乗ると必然的に長時間走行することになるので、走行性能だけではなく居住性も意識しておく必要があります。
特に軽自動車は普通車よりもシートが柔らかく、長時間乗っていると腰が沈んでしまうこともあります。





チョイ乗りや街乗り程度の使い方であれば、ソファーのように柔らかいシートでも問題はありません。
しかし、高速を乗るなら腰をしっかりと支えてくれるシートが理想的です。
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高速乗りにもOK!耐久性の高いおすすめ軽自動車ランキング
街乗りはもちろん高速でもガンガン走ることをベースに耐久性の高いおすすめ軽自動車をご紹介します。
ターボ車でシートの作りもがっちりした高速走行に最適な4車種をセレクトしました。
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1位 ホンダ N-BOX ターボ
燃費(現行) | 新車価格 | 中古車相場 | 中古車平均走行距離 |
25.6km/L | 1,695,600円 | 123.5万円 | 25,903km |
ホンダの軽自動車で一番の人気で使い勝手のいいワゴンタイプのN-BOX。
室内のインテリアの高級感もあり、何よりシートが固めに作られているため、高速走行をはじめ長距離走行でも疲れにくいところがナイスな点です。
ノンターボの設定もありますが、ノンターボだと加速性能が少しもっさりした感じになるので、高速を走るならできればターボがほしいところです。
中古車は発売された2011年から2018年に至るまで在庫数も豊富で、年式を落として探せばターボ車でも安く買うことができます。
新車・中古車共に人気が高く値落ちが少ないので、査定は相見積もりで最大限高く売って、できる限り頭金を確保しましょう。
2位 ダイハツ キャストスポーツ ターボ
燃費(現行) | 新車価格 | 中古車相場 | 中古車平均走行距離 |
24.8km/L | 1,647,000円 | 124.7万円 | 5,870km |
キャストスポーツはキャストの中でもスポーツグレードで、ターボ標準搭載で専用のMOMOレザーステアリングが標準装備されています。
パドルシフトが標準でついていたり、専用スポーツサスペンションなど高速を走るのに十分なスペックを持った軽自動車です。
ターボ搭載で安定した走りをすることはもちろん、前方車両に近づいたら自動的に事前ブレーキをかけたりするスマートアシストもあり、安全性も高い設計となっています。
中古車はまだ在庫数が少ないものの、新車の値段と比べると安く買うことができるので購入時の値段を安く抑えるなら中古車という選択肢もアリです。
3位 ホンダ S660
燃費(現行) | 新車価格 | 中古車相場 | 中古車平均走行距離 |
21.2km/L | 1,980,720円 | 186.8万円 | 10,518km |
ホンダのS660は軽自動車のオープンカーで、スーパーカーとして有名なNSXと同じミッドシップレイアウトを採用した本格的なスポーツカーです。
荷物はたいして積めませんが、走行性能重視で選ぶなら間違いありません。
オープン2シーターなので荷物を積んだり実用性は低いですが、高速走行だけを考えるのならこの車以外の選択肢はないんじゃないかってほどすごい走りをしてくれます。
実用燃費を重視したダイハツのコペンよりも走行性能を重視して作られているため、より高速走行に適しています。
コペンは5MTなのに対して、S660は6MTを採用しており、走りの性能が高いことは言うまでもありません。
街乗りはもちろん、休日の遠出まで趣味の車としては維持費も安く最強の相棒になってくれますね。
2018年に入ってから中古車の相場価格も少しずつ下がってきているので、中古車ならだいぶん買いやすくなっています。
4位 スズキ アルトワークス
燃費(現行) | 新車価格 | 中古車相場 | 中古車平均走行距離 |
23.6km/L | 1,509,840円 | 39.1万円 | 115,702km |
1998年モデルから生産が止まっていた伝説の軽自動車と言われるアルトワークスが2015年にフルモデルチェンジで再販されました。
歴代モデルでも軽自動車最速と評判の高かった5MTターボエンジンを搭載しており、フロントシートはレカロシートが標準装備と走りのイメージ満載の硬派な軽自動車です。
ターボの過給圧が高くなると色が変わるブーストインジケーターがついていたり、走ることを前提に作られたアルトワークスは高速道路でもガンガン追い越し車線を走れる並外れたスペックを持っています。
中古車データは1998年以前のモデルのものなので、現行モデルの中古車は平均100万〜の相場価格となっています。
高速でも走れるおすすめ軽自動車【まとめ】
軽自動車でも車種をちゃんと選べば、高速を走ることは十分に可能です。
新車はちょっと高いという方は、予算を抑えて中古車を選ぶというのも1つの選択肢です。
中古車選びは素人には目利きが難しいので、プロに任せるのがベストです。
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